ブレーキホースを変えてもブレーキの効きは変わらない

 クルマ@アコードワゴンCF6,記事リンク有

くるまのページにあるブレーキホースのことに関して、質問をいただくことがあります。

質問から察するに、ブレーキホースにタイラップを巻いたりメッシュホースに変えることで、ブレーキの効きが良くなると思っているようです。

しかし、ブレーキホースを変えても、決してブレーキの効き自体は変わりません。

ブレーキの効きを式にすると、

ブレーキの効き=ブレーキパッドの摩擦係数 × ブレーキ圧力

となり、ブレーキホースに関する要素はどこにもありません。

例えば、同じコンディションで、ブレーキホースを変えただけで時速40kmからの制動距離が短くなることは、ない。

ブレーキホースの膨張を抑えることで同じ圧力を得るためのストロークを短くすることができるので、ブレーキのフィーリングがカチっとしたものに変わります。
これで、ブレーキの効きが良くなったと錯覚してしまうんでしょう。

安全のためにブレーキホースを換えました、でもパッドはノーマル、

なんてことしても全く意味がありません。

ブレーキの効きを良くしたいのなら、摩擦係数が高いパッドへ替えなければなりません。

それに、ノーマルのブレーキホースは自動車メーカーがコストをかけて厳しい性能テストをしたものなので、信頼性もあります。
アフターパーツにノーマルを超える信頼性があるかどうか・・・?

ホースがゴムだとブレーキ圧が伝わりにくいなどと言ってるやつには、まずパスカルの原理を教えてあげましょう。

 クルマ@アコードワゴンCF6,記事リンク有

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