何もないことはない襟裳岬へ行く
北海道の有名な岬のひとつ、襟裳岬へ。
襟裳岬は北海道の南にとんがった部分ですが、最南端ではありません。
襟裳岬は風が強いことで知られており、展望台には「風極の地」の碑も建ってますが、この日は珍しく風はほとんどなくとても穏やか。
北の岬はよく演歌の題材になっており、竜飛岬には津軽海峡冬景色の歌碑がありましたが、襟裳岬にも森進一の「襟裳岬」と島倉千代子の「襟裳岬」の歌碑があったり(島倉千代子の方が先らしい)。
でも、島倉千代子の襟裳岬は知らん。
という訳で、森進一の襟裳岬に乗せて、展望台から1周見渡した風景を。
展望台から急な階段を下りて遊歩道を進んで行くと「襟裳岬突端」へ。
襟裳岬突端から海を見渡すと、海に点々と岩礁が続くだけで、天気がよくても先に陸地は見えません。
海の向こうの陸地は、パプアニューギニアかな?
ただ、視線を下に向けると、まだ先に陸地があるやん!
もうそこまでは行かないけど。
崖下に丸太が打ちあがってますが、沖縄の島とは違いペットボトルのようなゴミはなく、さすがに行儀悪めの隣国から離れると漂着するゴミもないのか。
展望台へ戻ると、さっき見た展望台とは別の場所にも展望台があった。
南に向いた展望台だからか、地図も南が上になるようひっくり返ってるのがいい。
襟裳岬は暖流と寒流が交わるところに突出してるため濃霧が発生しやすいそうですが・・・
これらの機器類は潮では錆びない金属製の箱に入っているものの、蝶番やフレームに触れている部分がガルバニック腐食を起こしてる。
ちょっと入ってみたものの、ゆっくり見学する時間もなかったのであきらめる。
森進一は「襟裳の春は何もない」と歌ってるけど、実際に来てみると何もないことはない、ということがわかりました。