JAPAN MOBILITY SHOW 2023へ行く
東京モーターショー改め、ジャパンモビリティショー2023へ。
前回の2021年はコロナで中止になったので、4年ぶりの開催。
朝9:30に東京ビッグサイトに着くと、すでに10時の一般入場を待つ人達でごった返してる。
今回は一般入場より500円アップになりますが、1時間早い9時から入場可能なアーリーエントリー入場券を買ってたので、横から先に入らせてもらう。
ビッグサイト入口で手荷物検査があったので、10時に一般入場が始まっても入るのにかなり時間が掛かりそう。
一番見たかったマツダのアイコニックSP。
もしかして新型RX-9?と思えるほど美しいフォルム。
LED時代にヘッドライトをリトラクタブルにしたらこんな感じになるんだろうな、というような細い目。
ロータリーエンジンだからこそできる低いボンネットラインで、全高は1200mmを切ってるそうで。
NDロードスターも今新車で買える国産車ではたいがい低いのですが、それでも全高は1235mmなので、それよりも低いとなると身長のある私はそもそもこの車に入るかどうかの問題が出てくる。
実際、今乗ってるNDロードスターRFも、レカロが付いたRSグレードじゃないと頭がつっかえて座れないし。
テールライトを見ると次期ロードスターっぽくも見えるのですが、オープンボディではないのでやっぱり出るとしたらRX-9?
ボディーに埋め込まれた”MAZDA”もかっこいいじゃないか。
ロータリーエンジンで発電してモーターで走るEVですが、せっかく2ローターも積んでるんだったらエンジンの動力を直接タイヤにつないでほしい。
RX-8以来のロータリーエンジン車を待ちわびてる人は少なくはないはず。
「人馬一体」を標榜するマツダだけに、走る楽しさを存分に味わえそう。
ショー出展モデルということもあってかドアは斜め上に開くバタフライドアでしたが、この方が中がよく見えていい。
ターンテーブルでデモをしてましたが、ずっと見ていられます。
走る楽しさの原点とも言えるユーノスロードスターも展示してるところがステキ。
マツダのブースで、マツダとにしき堂がコラボした にしき堂×MAZDA 特製饅頭&もみじ詰合せ があったので買って帰る。税込1,420円也。
広島を代表する企業がコラボして、地元愛を感じる商品。
マツダ車のソウルレッドのような深みのある赤い箱に、ロードスターともみじの葉が描かれた赤い個包装の「にしき堂×MAZDA特製饅頭」が4つと、あとは普通に売ってる生もみじ(粒あん、抹茶)、もみじ饅頭(チーズクリーム、チョコレート)の詰め合わせ。
「にしき堂×MAZDA特製饅頭」はこしあんの生もみじですが、マツダ車の焼き印が押してある。
トヨタのブースでは、今年新たにラインアップに加わったSUVタイプのセンチュリーが。
さすがに、これで箱根駅伝の本部車として伴走してたらエグいな。
実際に見てみると、貴賓高いセダンタイプのセンチュリーに比べ、オラオラ感がすごい。
アーリーエントリーで入ると来場者が少なく、このSUVセンチュリーの中に座らせてもらえました。
運転席を見ると、ショーファードリブンというよりはドライバーズカーだな。
そもそも車高が高いSUVタイプで乗り降りしにくいし、ワンボックスとは違いステップはドアの外にあるし、乗り降りするときに足がボディーに触れてしまい服を汚してしまいそう。
リアシートに座ってみると、フロントシートの背面に大型モニターが埋まってる。
さすがに前後には広いのですが、4人乗りにしては意外と横方向には狭い印象。
やっぱりSUVでは、沿道で日の丸振ってる群衆に笑顔で手を振り続けるのは似合わないな。
リアシートをリクライニングできるスペースがあり、さらにラゲッジとは分厚い壁とガラスで仕切られている。
室内とラゲッジがガラスで仕切られているのはさすがセンチュリーなのですが、その分ラゲッジスペースは激せま。
ラゲッジの真ん中がボックス状のもので埋まっていて、機内持ち込みサイズのスーツケースで4つ乗るかどうか?
セダンのセンチュリーは13層の塗装で深みがあり、鏡のようにツヤツヤなボディが美しいのですが、SUVは7層なんだとか。
7層でもすごいけど。
ここで、一般入場が始まる時間が近づいてくると、ドアを開けて乗せてくれた車は一斉にドアを閉められ施錠されてしまう。
なるほど、アーリーエントリーは単に早く入場できるだけでなく、普通では見せてもらえないところまで見せてもらえたりして、500円の価値は十分にあるじゃないか!
どことなく初代ランクルっぽいデザインの新型ランドクルーザー250。
私はあまりミニバンやSUVは好きじゃないけど、このランクル250はなかなかいいじゃないか。
この車の特徴は、アクセルとブレーキも手で操作する「NEO Steer(ネオステア)」。
身障者用の手動運転補助装置が進化し、手だけでも楽に運転できるらしい。
ランクル300が超高級化してしまったし、この250が普及モデルになるのでは?
発売されたら即完しそうだし、抽選販売になるかも。
そしてこの変わった形のタイヤは、タイヤに空気を入れる必要のないミシュラン製エアレスタイヤですが、オフロードで泥や土がフィンに挟まっても大丈夫なの?
燃料は水素で、排気量1Lの水素エンジン。
これも発売されたら人気出そう、特に海外で。
トヨタ車体のブースでは、コンセプトモデルの「クロスバン ギア」が。
いかにもコンセプトモデルですが、デリカD5みたいなSUVミニバンとして市販化の一歩手前ぐらいの仕上がり。
こちらは1967年に登場した初代ハイエース。
新車よりピッカピカじゃないかと思うほど。
トヨタ車体が作ってきた車の年表がありましたが、よく見るとマスターエースサーフがない。
そのことをそばにいたトヨタ車体の方に話したら、「実はライトエースも省略してます」とカミングアウトしてました^^
BMWでは、i5で新型5シリーズがどんな感じなのかをチェック。
撮影はできなかったけど、ウインカーの点き方がかっこいい。
幅の広いタッチパネル式のセンターディスプレイの端までタッチしやすいよう、ディスプレイはほんのり湾曲してる。
洗練されてスッキリした雰囲気だなぁと思ったら、エアコンの吹き出し口はどこ行ったん?
センターコンソールのシフトセレクターはレバー状からツマミ状になり、スタート/ストップボタン、iDriveコントローラーなどが集約。
物理ボタンが減っている中、iDriveコントローラーのダイアルを残してくれたのはありがたい。
ドアロックやシートメモリーも静電ボタンになり、アンビエントライトと一体化。
リアシートもG30と変わらず、特に問題はなさそう。
リアエアコンのパネルも静電ボタンになり、操作にちょっとコツがいりそう。
Bピラーには5のエンボス。
ホットモデルなら赤くして、ナイジェルマンセルのレッド5みたいにしたらどお?
スズキのブースではスペーシアのコンセプトモデルが展示されてましたが、これそのまま新型じゃないか?
現行型の雰囲気は残ったままで、グリルやバンパーのデザインが変更されている。
テールランプの位置が少し下がり、ちょっと大きくなったような。
見た目はほとんど変わらないので、現行オーナーにはうれしいところ。
インパネ周りはディスプレイやエアコン操作パネル、エアコンルーバーなどが変わってる。
助手席側のアッパーボックスのところがトレイ状になっていますが、アッパーボックスはなくなったのか?
スイフトといえば、オーナーでなければ変更点に気づきにくいモデルチェンジを繰り返してきましたが、今回のモデルチェンジはキープコンセプトながらもスイフトにしては攻めたんじゃないか?
ジムニーシエラの5ドアも期待してますが、展示は3ドアしかなく残念。
ホンダはほぼ電動全振りであまり面白くはなかったんですが、注目度ナンバーワンのプレリュードコンセプトも電気自動車。
ファストバックなデザインですが、ルーフラインはちょっとプリウスっぽさも。
現代版モトコンポのモトコンパクト。
電動化でかなり極薄なバイクに。
自動運転タクシーのCruise Origin。
車の四方に大きなセンサーやカメラがたくさん付いてる。
人気だった二足歩行ロボット、ASIMOが進化したらこうなったん?
ホンダのブースには、ホンダジェットも展示されてました。
さすがに主翼とエンジンはなかったけど、もしかしてホンダブース唯一の内燃エンジンを積んでる乗り物?
機内も見学できるように。
モーターショーではなくモビリティショーなので車だけの展示にあらず、てなところでしょうか。
スバルへ行くと、BEVのスポーツモビリティコンセプトと、空飛ぶ自動車?エアモビリティコンセプト。
スポーツモビリティコンセプトはマッチョなスタイリングですが、ホイールカバーやフロント&サイドスポイラーを見ると、炭素繊維を加工するときに出る端材やカーボンくずなどを利用してる。
エアモビリティコンセプトは、空飛ぶと言いながら実際には飛んでおらず、下から支えて動かしているだけ。
横浜の実物大で歩くガンダムみたい。
ドローンを人が乗れるまで巨大化したみたいになっており、横幅は普通の車の3台分はありそう。
そんな幅取るのに、駐車場ないな。
サイドには赤と緑のナビゲーションライトもあり飛行機っぽさも。
メルセデスベンツへ行くと、Gクラスの電気自動車 EQGコンセプト。
見た目はGクラスそのまんま。
SクラスのBEV、EQS450+のディスプレイが助手席側までありビックリ!
でも、グローブボックスはないの?
日産へ行くと、昭和の頃のスーパーシルエットカーみたいな電気自動車、ハイパーフォース。
これ、なんでこんなデザインなの?
スカイラインニスモlimitedは、買ってもいいかな、とも思ったけど・・・
注目は水陸両用SUVのU8(仰望(ヤンワン))。
この車、その場で360度転回(タンクターン)ができるという。
その様子はどなたかのYouTubeを見ていただくとして、床にタンクターンをしたタイヤ跡が残ってたり。
この後、キャンピングカーやレーシングカー、チラッと部品メーカーのブースを見て、クタクタになって会場を後に。
世の中の流れで仕方がないけど、やはり電動化一色なのは寂しい限り。