毎年、正月二日目は吉田神社でご祈祷を受けてますが、コロナ禍の中、今年はどうしよう?
2021年1月1日
あけましておめでとうございます。
コロナ時代になってから初の新年、今やマスクはドレスコードになり、マスクなしでは人前に出ることができなくなってしまいましたが、もうマスクなしの生活がずいぶん昔のような気がしています。
そもそもヒトという動物は、個の力では自然界で生きることはできず、人同士がつながり社会を形成して「人間」となることで自然界で生きていく手段を得ましたが、去年ほど人と人とのつながりを意識させられたことはなかったでしょう。
かつては食物連鎖の頂点にいた恐竜も環境の変化に対応できず絶滅したように、社会や組織も強いものが生き残るのではなく、変化に順応したものだけが生き残ります。
人間社会もこれほど意識やつながりが変えられてしまうと、もうコロナは収束せず、コロナ禍以前の状態には戻らないことを前提に、いち早く時代の変化に対応しなければ生き残れないでしょう。
ただ、物には慣性力が働いており、物を動かそうとする時が一番摩擦力が大きいように、社会にも慣性力があり、変化しようとする時に抵抗が最大になります。
大阪都構想もしかり。
そんな世の中が大きく変化する時代には、常識を疑ってかかる柔軟な発想も必要です。
原理原則や道理を守ることは必要ではあるけれど、世の中は白か黒かで割り切れる物ではなく、正論が常に正解であるとも限らないし、その正論も時代とともに変わるもの。
目の前にある小さな正解にとらわれて大きな正解を失うことがないよう、木を見て森も見るような俯瞰の目線を忘れないようにしたいと思います。
皆さまにおかれましては、新しい命が芽吹く辛丑の年を迎えられますことを念願し、ディスプレイの向こう側からで大変恐縮ですが、変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。
2020年大晦日
2020年は何といっても新型コロナウイルスですが、それ以外のことを振り返ってみます。
六星占術によると、今年の私は安定の年で収穫の一年になるとのことでしたが、一年経ってみると、直感的には思い当たる節はありません。
占いというのは、誰にでも当てはまるような曖昧で一般的なことをそれらしく述べ、バーナム効果や確証バイアスなどの心理テクニックを使うものなので、直接思い当たることがなければハズレ判定としていいでしょう。
干支で言えば「庚子」の年でしたが、この年は
『勉学や仕事、恋愛、健康などそれぞれが相互に影響をもたらし合い、なにかに行き詰まったときは全く別のものから活路を見いだせる。
庚子は変化が生まれる状態、新たな生命がきざし始める状態なので、全く新しいことにチャレンジするのに適した年』
なんだとか。
これに当てはめると、新たなウイルスが生まれ、新たな社会インフラも生まれ、半ば強制的に新しいことにチャレンジさせられた年だったのではないでしょうか。
もし今年、コロナがなければどうなっていたでしょう?
東京オリンピックで一躍時の人になった金メダル選手は誰だったか?
インバウンドがさらに増え、社会問題化したでしょうか?
まあタラレバを語ってもしょうがないのですが、ふと考えてしまったり。
個人的には、いろんなことに身を削った感の強かった一年でした。
来年はいい年になりますよう。
では、よいお年を。