他にはないデフォルメっぽいデザインが秀逸なキューブ

 クルマ@キューブ_Z12

下駄車として中古で買ったZ12キューブ、15X Vセレクション。

この3代目キューブも今年3月に販売終了となり絶版車になっちゃいましたが、最近の日産車はモデルチェンジするのを忘れたのかと思うくらいモデルチェンジしないおかげでライフが長く、このキューブも11年落ちなのについ最近まで現行型だったのもうれしいところ。

四角く見えて四角くなく、丸く見えて丸くなく、少し下膨れしてブルドッグみたいなデザインがいい。

ヘッドライトとフォグライトは、バッチリハロゲン電球。

元々純正のアルミを履いてましたが、個人的には鉄チン+ホイールカバーの方が好きだなぁ。

サイドウインドウの角が丸くなっておしゃれなんですが・・・

中から見ると、ガラスの外側に丸く見せるためのカバーがあり、このカバーの裏が汚れてるので、洗車の時ここもキレイにしておくのを忘れないようにせねば。

ボディーからワイドフェンダーに滑らかにつながっていて、ふっくらとした下膨れ感がデフォルメっぽいデザイン。

左右非対称のリアドア。
リアガラスが左側に流れていてなんだか七三分けみたいな。

今回の車選びでは、リアカメラ付きは必須でした。

シートは柔らかくソファーみたいな座り心地。

コンパクトカーでは珍しい起毛のシート地もサラサラとした感触で気持ちいいのですが、ホールド性はほぼゼロ。

フロントはベンチシートで、助手席との間にはドリンクホルダーと小物入れがあり、スマホを置くのにちょうどいい。

真ん中のシートバックを倒すと肘掛けになりますが、高さが低くて調整できないので使い勝手はよくなく、ドリンクホルダーに微妙に被さる。

肘掛けの中にも収納スペース。

ドアパネルにも触り心地のいいスエードが。

リアシートもフカフカで、このボディーサイズにしては足元に余裕があり、床も完全にフラットなので窮屈感はない。

バックドアは横に開くので狭いところでも使い勝手は良さそうですが、助手席側が開くため、運転席とラゲッジを行き来するにはドアを避けるため大回りしなければなりません。

上に開くバックドアはダンパーが付いているのでそれほど重さは感じないけど、こいつは横に開くためダンパーがないので、ドアが意外と重たい。

ヒンジもごっついのが付いてます。

バックドアの内側にも収納スペースがありますが、ここへ物を入れると走行中にうるさそう。

ぞうきんぐらいならいいかも。

ラゲッジは広くはないけれど、必要十分といったところ。

リアシートは床下には収納されず背もたれが倒れるだけですが、リアシートが前にスライドするので少し広くなるかな。

最近では珍しいテンパータイヤ。

パンク応急修理キットよりありがたいのですが、果たしてウチの子どもはタイヤの脱着ができるのか?

ラゲッジ横にも小物入れ。

リアシート中央も3点式シートベルトですが・・・

どうも走行中にベルトのバックルが内装に当たってうるさいのか、スポンジを貼って対策してました。

インパネの波型に丸くなったデザインもいい。

それでいて上部はフラットだし、助手席前にも物が置ける。

スピードメーターとタコメーターはアナログで、それ以外はデジタル。

今やほぼ絶滅してしまったコラムシフトが懐かしい。

ただ、コラムシフトは節度感に慣れないと操作に戸惑ってしまう。

デザインの影響なのか、Aピラー周りが太く死角が多めなので要注意。

この車にはレーダー探知機とドライブレコーダーが取り付けられていましたが、どちらも外します。

特に、このレーダー探知機はGPSを測位するのに5分ぐらい掛かるという。

どちらも電源はシガライターソケットから取っていて、配線もほとんど隠さずケーブルホルダーがたくさん貼ってあってブサイク。

ペダル位置は特に違和感ありません。

ステアリングコラムの下にETCが埋め込まれているのはうれしい。

25年前の日産車では普通だったドアミラーの格納スイッチにニュートラルな中立位置があるのも、今となっては珍しい。

最近は、中間位置がオートになってる車種もあるけど。

天井には波紋のような模様が!

なんだかルームランプのところから手が出てきそうな。

この波紋、車内のいたるところにあって、スピーカーとか・・・

ドリンクホルダーの中とか。

これだけ波紋があるということは、もしや車内で波紋呼吸法をマスターして波紋疾走(オーバードライブ)を繰り出せるとか?!

波紋カッターッ! パパウ パウパウ!

 

走りに関しては、そもそも走りを求める車ではないので全く期待していませんが、1500ccのCVTにしてはレスポンスがよく、下駄車としては十分走る。

カーシェアで1000~1500ccのコンパクトカーにはいろいろ乗りましたが、キューブはCVTにありがちなエンジンはうるさいぐらい唸ってるのに全然加速しないなんてことはなく、背の高い車にありがちなボディーのねじれ感もなく、市街地レベルなら特に問題はありません。

ただ、高速ではかなりフラフラしてしまい修正舵を当て続けなければならず、速度を上げるとフロントの接地感がなくなってしまいますが、自ずとスピードが出せなくなるので、これはこれでいいかも。

子どもが運転した時も「この車フラフラするなぁ」と言いましたが、それはロードスターが良すぎるからで普通の車はこんなもんやで!と教えてやった。

普通の車を知らないと、ロードスターの良さがわからんわな。

ネットでキューブのレビューを見てると「デザインだけの車」とか「高速で走らない」などと書かれてますが、まあその通り。

ただ、期待値の問題だと思うので、例え高速で走らなくても、そもそもキューブに走りなんて求めてないので全然構いません。

走りを求めるなら、もっといいやつ2台あるし!

気になるところといえば、車が古いせいもあると思いますが、走行中に内装のガタピシ音がそこらじゅうから鳴る。

よく見ると、内装の樹脂パネルのすき間に消音用のスポンジが貼ってあったりしてます。

街中でよく見かけるキューブですが、他にはないデザインなのと意外とコストが掛かってそうで、気に入ってます。

 クルマ@キューブ_Z12

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