E5系はやてのグランクラスに乗る ~その1~
去年デビューした東北新幹線のはやぶさ用新型車輌、E5系。
15mにも及ぶロングノーズが特徴。
E5系には、グリーン車よりさらに上級クラスの『グランクラス』が設けられました。
そこで今回、このグランクラスに乗ってみることに。
東京~仙台間の特急料金は、普通車指定席では4,810円ですが、グリーン車だと8,300円、さらにグランクラスだと13,300円!
そこからえきねっとで300円割引。
今回乗るのは、はやて33号 新青森行。
東京発のはやぶさは朝と晩しかないので乗れず・・・
1~8号車が普通車、9号車がグリーン車で、新青森方の先頭車になる10号車がグランクラス。
10号車の入口では、グランクラス専任アテンダントがお出迎え。
車内に入った瞬間、座席の本革のにおいがする。
グランクラスは1×2席が6列の18席しかありません。
しかし、E5系の先頭車両はロングノーズの影響で客席スペースが少なく、反対側の1号車もトイレのスペースはあるにせよ、普通車でも6列しかありません。
その元々少ない先頭車のスペースを利用して上級クラスを設け客単価を上げるのは、なかなかいい考えだと思う。
1両フルにグランクラスとするのは多すぎるし、かといって半室とすると通り抜け客などがあって、かえって中途半端なクオリティになってしまう。
9号車のグリーン車がうまく干渉地帯にもなって、グランクラス以外の乗客が入ってくることも少なく、静かな車内環境を作り出してる。
こまち併結のはやてでは、11号車へ通り抜けようとして迷い込んでくる乗客がありましたが、きっちりアテンダントが案内してました。
(10号車と11号車は通り抜けができません)
グランクラスはグリーン車より上級ということもあり、まるで飛行機のビジネスクラスのようなシェル型シートで、後ろを気にせずに倒せるし、前から倒されて気になることもない。
シート幅は520mmでゆったり座れる。
2列側も読書灯とちょっとしたパーテーションで、隣席が気になる度合いが少しは減るかも。
ま、どんなに仕切りがあったって、隣が全く気にならないことは、ない。
シートの造形も美しい仕上り。
前席中央にシートポケットがあり、真ん中にはカーボン柄の仕切り。
このシートポケットにはスリッパ、座席の説明書と車内誌が置いてありますが、ピッチが広いのでシートポケットまでが遠い!
リクライニングとフットレストの操作はもちろん電動。
アテンダントのコールボタンもありますが、間違えて押しちゃいそう。
飛行機みたいにボタンをちょっとヘコましてくれた方が、乗客も安心かも。
シート機能を全部挙げると大変なので、あとは備え付けの座席機能のご案内を見てね。
グランクラスは網棚もなく、飛行機みたいにフタ付きの収納になってます。
ただ飛行機と違うのは、出発前にアテンダントがしつこいぐらいに収納が閉まっているかどうかの確認をすることはありません。
ボケーっとしてたらいつ発車したのかもわからないくらいに、穏やかに東京駅を出発。