東京→大阪 マニア的旅路 ~その3~ 白浜から特急くろしおで新大阪へ

 乗り物@鉄道(JR)JR西日本

東京→大阪 マニア的旅路 その2からのつづき

南紀白浜空港からバスで白浜駅にやって来ましたが、白浜駅から特急くろしおで新大阪へ向かいます。


くろしおの指定席はe5489で予約しましたが、JR西日本のWESTER会員に付与されるWESTERポイントを使って、通常よりも安くグリーン席を予約。

WESTERポイントを1000ポイント使って、通常グリーン席特急料金5,000円のところ2,090円に。

乗車券は別途買わなければならないので、駅の窓口で購入。

白浜19:37発、くろしお36号新大阪行き。

まだ1時間ほどあるので駅の待合室に行くと、ベンチに手作り感満載の座布団が並んでる。

19:30、白浜駅にくろしお用オーシャングリーンの帯が入った287系が到着。

JR西日本は最近でこそフルLEDの行先表示が増えてきましたが、列車名や種別を幕で残している車両も多い。

座席は683系と同じく、肩回りにかけて幅が広くなるタイプ。

半室グリーンなので、普通車側から乗るともう1枚自動ドアを抜ける。

グリーン車の座席も683系と同じく肘掛けに電源もある。

ここで自分の席に行くと、なんとおっさんが座ってるじゃないか!

あれ?

と思いつつ、もう一度自分の座席番号、列車名、日付まで確認しても間違ってない。

おっさんに声を掛け特急券を見せてもらうと、おっさんもチケットレスで予約してた。

くろしお26号を。

これ、くろしお26号ですよ

と指摘すると、おっさんは「あぁ!」と言いながら画面をスワイプして、くろしお36号の画面を出した。

あ、席間違ってますわ!すいません、すいません。

と、あわてて席を移動して行ったのはいいけど、おっさんの温もりが残ってるイスに座るの嫌やねん!

席を間違えられた時、私がその人の席に座ることで丸く収めることもあるんですが、その交渉をする隙もなく慌てて席を立ったので、そこに座らなしゃーないやんか。

おっさんのチケットレス画面を見ると、どうも串本からくろしお26号で白浜まで来て、くろしお36号で大阪まで行く様子。

という訳で、ほんのり温かいシートに座る。

特急くろしおは紀伊半島の海沿いを走るからか、高確率で起こると言われている南海トラフ地震による津波に備え「津波が予想される場合のお願い」のリーフレットがシートポケットに入っている。

出入口のデッキにも、津波から避難する時の注意書き。

19:37、パンダ推しが激しい白浜駅を発車。

自席を取り戻したのはいいものの、通路を挟んだ向かいの席のおっさんが花粉症なのか風邪なのか、ずっとゲホゲホ じゅるじゅるしていてやかましいのなんの。やっぱり席変わればよかった。

グリーン車のある1号車は運転台付きの電動車で普通車とグリーン車が半室になっているので、この車両はクモロハ286-13と珍しい形式が付いていた。


ネット情報によれば、国鉄時代を含め初の「クモロハ」形式なんだとか。

列車は天王寺から大阪環状線に入り、地下化された梅田貨物線を初めて通り大阪駅へ。

新しい大阪駅地下ホームでしたが、このホーム(24番線)には世界初の全車種対応のフルスクリーンホームドアは付いてないんですね。

なにわ筋線に合わせて整備されるんでしょうか?

向かいの23番線には、おおさか東線経由久宝寺行きの普通列車が。

おおさか東線にはまだ乗ったことがないので、いつか乗りたいですな。

大阪駅発着前後の地下化された梅田貨物線。

22:08 新大阪に到着。

駅名標を見るとおおさか東線ホームのようで、「みなみすいた→」の表示はまだ馴染みがないな。

乗って来た車両の先頭部分には、まるでヘッドマークのような民間のロケット打ち上げ会社の「ロケットカイロス」のラッピングが。

この時はまだ爆発する前だったんですけどね。

新大阪に着くと、LED表示が消えて種別幕が回送に。

久しぶりに東京からマニア感のあるルートで帰阪しましたが、やっぱり楽しいな。

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