スカニア製シャシー&ボルグレン製ボディの都営バスに乗る
東京駅から乗った都営バスが、見たことのないメーカーのバスだった。
調べてみたら、スウェーデンのスカニア製シャシーにオーストラリアのボルグレン製のボディーを架装したバスでした。
このバスの特徴は、客室の通路が前方から後方まで段差がなくほぼフラットになっており、車体にも「FuLL FLat Bus」と書いてある。
厳密には中ドアから後方にはわずかに傾斜が付いていて最後列座席のみ1段上がってますが、ずいぶん移動しやすいのは間違いない。
ただ、ノンステップバスは座席位置が不自然になりがちですが、このバスも同じ。
リアタイヤ上の座席は、まるで王様席のように広くて高い位置にある。
外国製のバスや電車のシートは汚されたり壊されたりすることを前提としているのか、ぺらっぺらのプラスチックに冷たくない程度に布を張っただけのような硬い座り心地の独立シートが多い。
最後尾より1列前のタイヤハウス上のシートの方が高い位置にあるのも面白い。
非常口は、最後尾シートの座面を跳ね上げて通路を確保しています。
車内のにぎり棒は赤く塗られていて、数も多いので後ろから見たらジャングルジム感も。
最後尾シートの後ろは壁になっていて、この壁の向こうにエンジンを立てて搭載されており、それで客室内の床を低くできてるらしい。
なので、リアガラスはありません。
排気管の出口も天井付近の高い位置にあるのもそういうことだったのか。
一番驚いたのが、路線バスなのにUSBの充電口が装備されている。
数は多くないものの、短時間しか乗らない路線バスにもUSBが付く時代なんだなぁと思ったり。
関西では見たことのないバスで、若干テンションも上がりました。
こういうバスをいち早く導入するところは、さすが都営バスだわ。