日本で唯一の酷道、国道399号線『階段国道』
竜飛崎には、景色を眺めるだけじゃない観光スポットもあります。
全国の国道には車がやっと通れるような「酷道」も多いけど、青森県弘前市から津軽半島を縦断する国道399号線の竜飛崎周辺には、日本で唯一、国道なのに高低差70mの険しい階段になっている区間があり「階段国道」と呼ばれています。
もちろん階段部分は物理的に車は通れないので、階段部分の前後で途切れたように。
ちゃんと国道339号線を示すおにぎり標識も。
ただ、車両通行禁止とか歩行者専用のような標識は見当たらないので、通る気があるのなら通ってもいいんでしょうか?
いまいち歩幅が合わない階段を下っていきます。
一応、階段の中央に手すりと両サイドにスロープもありますが、そのせいでなんだか歩きにくい。
道の両側にはあじさいが植えられており、シーズンにはあじさいの道になるらしい。
階段が一旦終わりスロープになると、視界が開けて海が見えるように。
すると、集会所のような新しめの建物のある広場へ。
建物の手前には 三厩村立竜飛中学校跡地 と書かれた石碑がありました。
日光いろは坂のようなつづら折りが続き、この辺りが一番急勾配。
なんと、表札の出ている普通の民家の軒先を通りますが、ここも立派な国道。
階段を下るとゆるいスロープになっており、赤レンガの舗装に誘導されて進む。
この赤レンガの道の周辺は空地が多く新しめの建物がぽつぽつと建っていますが、かつては古い民家が密集していたものの火災で延焼してしまい、跡地が空き地になっているんだとか。
そう聞くと、お気の毒でしかない。
でも、このレンガの道は国道なので、新しく建物を建てようとしたら中心後退とか接道義務とかは・・・
ま、場所が田舎なだけに例外規定で建てられるんでしょうかね?
さらに赤レンガの道を進むと、国道399号線の車道のある道路につながり階段国道の終点に。
上からスタートして、ぼちぼち写真撮りながら終点まで約7分30秒だった。
階段国道の下側のスタート地点にも、上にあったのと同じような案内図がある。
下から見ると、崖に張り付くようにつづら折りになっている階段国道の様子がよくわかる。
上りはスタートからゴールまで動画で撮ってみた(9分30秒)。
階段国道の階段は362段だそうですが、1段に数えるかどうか微妙な段差もある。
上りは9分ちょっと掛かりました。
強風が吹いて寒いぐらいだったのに、往復したら汗だくになってもうた。