三陸鉄道リアス線大槌駅へ行く

 乗り物@鉄道(JR以外), おでかけ@東北岩手県,三陸鉄道,東北紀行202109

岩手県大槌町へ東日本大震災の現場を見に来ましたが、大槌高校、大槌町役場の次に、三陸鉄道リアス線大槌駅へ行ってみます。

大槌駅は元々JR東日本山田線の駅でしたが、震災の津波で駅舎と線路が流失。その後、JR東日本が主体となり路線を復旧し山田線宮古~釜石間はそっくり三陸鉄道に移譲され、大槌駅も三陸鉄道の駅になりました。

復旧に際し大槌駅は新築されましたが、駅舎のデザインは大槌湾内にあるひょうたん型をした蓬莱島がモデルとなり、駅舎2階の屋根がひょうたん型になってます。

特徴的なデザインの駅には、サザエさんのオープニングでサザエさん自身も訪れているという。

大槌駅の無料駐車場に車を止めると、ちょうど釜石行きの列車が到着。

岩手県だけに、イシツブテ&いわタイプのポケモンがラッピングされた36-700形。

虹色のラッピングが青い空に映えますな。

どうも降車客の運賃精算にちょっと時間が掛かったようでしたが、列車は軽快にディーゼルエンジンを唸らせながら大槌駅を発車。

駅名標は三陸鉄道デザインですが・・・

駅舎からホームへ向かう通路にある案内は、JR東日本の面影も残る。

ちょっと踏切から真新しい線路を望む。

大槌駅は列車交換ができます。

駅舎のモデルとなった蓬莱島は、「ひょっこりひょうたん島」のモデルとなったと言われているらしく、駅前にはひょうたん島の大統領ドン・ガバチョ像が。

でも、この像で「おお!」ってなる人って、もうかなり少ないんじゃないかと。

駅舎に行ってみると、蓬莱島のひょうたんシルエット。

きっぷの券売機は飲食店の食券販売機みたな感じですが、最近はこのタイプが多いですね。

記念にきっぷを買って帰ることに。

名前が面白い吉里吉里(きりきり)駅までのきっぷ。

なんか縁起も良さそうだし。

次に、駅舎2階のテラスへ行ってみます。

テラスから海側を見ると、線路の向こうには空き地が広がる。

海岸にそびえ立つ防潮堤で、海は見えません。

山側の駅前広場の方は、住宅も建っている。

ロータリーの内側には無料駐車場。

ちょうど、岩手県交通の路線バスがやってきた。

中乗り前降り方式。

バスを見送って、我々も大槌駅を後にします。

ずっと行きたかった大槌町に来てみると、空き地があったり工事が続けられていたり、まだまだ復興も道半ばというのがよくわかりました。