小豆島の大渓谷を空中散歩『寒霞渓ロープウェイ』に乗る
小豆島は瀬戸内海では淡路島に次ぐ大きさで、もともとは火山ということもあり、島の中央部は切り立った山になってます。
車で山を上って行き、向かった先は寒霞渓ロープウェイの山頂駅。
無料駐車場に車を止め、飲食店や土産物屋で賑わう道を進むとロープウェイのりばへ。
寒霞渓ロープウェイの山頂駅に入ると、すぐにタッチパネル式の券売機があり・・・
往復乗車券を買う。1,890円也。
山側からロープウェイに乗って往復するのも珍しい。
40人乗りの大型のゴンドラ。
プラットホームには、スーパーや工場によくある高速シートシャッターがあり、ホームドアの役割をしているようで。
寒霞渓ロープウェイは、文字通り国指定名勝の寒霞渓を縦断しており・・・
ここから山を下っていきます。
普通は進行方向側が上席ですが、このロープウェイは後側がいいんじゃないかと。
休日のトム・クルーズがクライミングしてそうな険しい崖だらけ。
こういう火山由来の堆積物の層や肌感は、山側の方がじっくり見られる。
さらに、近くから岩肌を感じた後、それを踏まえて少し離れたところから見て・・・
さらに山の全体像といった感じで、だんだんと引きの風景になるのがいい。
紅雲亭駅は標高295mなので、高低差317mを下ってきました。
紅雲亭駅側は売店などはなく、山頂駅よりも人が少なく閑散としていた。
山側の方が賑わっているという珍しいロープウェイ。
寒霞渓ロープウェイの仕組みが紹介されており、全長917mの三線交走式のロープウェイ。
券売機や自動改札が新しいのも、この改装に合わせて機器類を入れ替えたんですかね?
乗車券は往復、片道だけでなく1日乗車券も!
1往復半で元が取れる金額ですが、狙った景色を撮るために何往復かすることもあるのかな?
この日は12分間隔での運行でしたが、次便に乗るために改札機の前で並んで待つ。
改札が始まり、のりばへ向かう通路は乗降分離されているようで、下りは階段でしたが上りはスロープを通っていく。
バリアフリー化の一環ですかね。
山頂駅への復路も後ろになる海側から。
紅雲亭駅のプラットホームにもシートシャッターが設置されています。
しばらくは渓谷の森の様子が眺められますが、紅葉のシーズンになるともっと綺麗なんでしょうな。
渓谷の深緑と、海と空の青が調和して壮観な眺め。
やっぱり上りも後ろから景色を見た方がいいと思う。
山頂駅ではゴンドラを待っているお客さんが多く、通常12分間隔で運行されているところ臨時便を出すようで、すぐに出発しました。
紅葉の時期はすごく混みそう。