伊豆大島でタクシーをチャーターして三原山を眺める

 おでかけ@東京伊豆諸島_202502

東京から東海汽船のジェット船「セブンアイランド大漁」で伊豆大島・岡田港へやってきました。

伊豆大島で少し時間があるのでレンタカーを借りようかとも思ったんですが、いつも使ってるトヨタレンタカーは満車で予約できず、地元のレンタカー屋は大島空港へ乗り捨ても送迎も不可だったので、タクシーをチャーターしました。

岡田港まで迎えに来てもらい、三原山の外輪山展望台へ連れて行ってもらいます。

今回お世話になった三原観光自動車のタクシーは、210型クラウンロイヤル。

はじめはタクシーを事前に予約しなくてもいいかな?とも思いましたが、実際に行ってみると岡田港にはタクシーはいなかったので、むしろ予約必須かも。

タクシーをチャーターしたおかげで運転手さんがガイドをしてくれ、外輪山展望台へ行く道中にある新火口展望台で、一旦車を止めて見物。

インフォメーションに「1986年割れ目噴火口展望台」とあるように、1986年に三原山が噴火した時は山頂の火口だけではなく山腹にできた割れ目からも溶岩が噴き出したそうで、その高さは1500mにも達したとか。

さらに山を上ると、三原山外輪山展望台へ。

展望台の南東方向に三原山が見えますが、麓には広大なカルデラが広がる。

大島の中央から少し西側。

展望台からグルっと見渡してみる。

山頂が平らな山ですが、元々は今より尖っていたものが周期的に噴火をする度に山頂が陥没したり溶岩が流れ出たりして山の形が変わったらしい。

山頂から麓へ黒くなっている部分は1986年に噴火した時の溶岩流が固まったもので、まだ草も生えていないのですが、麓の植物が生えている部分は江戸時代の噴火で流れ出た溶岩なんだとか。

噴火から200年以上経っても、まだ木はほとんど生えていません。

山頂に見える小屋は展望台で、その右側の二つコブは1950〜51年の噴火でできた三原新山。現在の島の最高峰(標高758m)の場所。

向かって左側の山肌からは蒸気が噴き出しており、今でも活動している火山であることがうかがえる。

外輪山展望台から北西側を見ると、相模湾を挟んで富士山が見える。

この日は快晴だったので富士山の左側には南アルプスまで見えましたが、この時期に南アルプスまで見えるのは珍しいんだとか。

解説と実際の風景と照らし合わせながら眺める。

伊豆半島や伊豆諸島はフィリピン海プレートに乗っていて、毎年5cmずつ本州の方向へ移動してるらしい。

富士山の右側には箱根山。

伊豆大島には黒い煙が立ち上がっていて風に流されてましたが、ちょうどこの日は大室山の山焼きが行われており、その煙が流されたようで。

島の北西部にある大島空港。

この日は大島の元町港から大島空港にかけてマラソンが開催されていたそうで。

外輪山展望台から相模湾方向を眺めた様子。

タクシーも次の予約があるため、ここで大島観光を終えて空港へ送ってもらいます。

帰りは外輪山展望台から御神火スカイラインを下ってくれましたが、急勾配かつ急カーブが続く道路は、噴火が起こった際の避難路を確保するために造られたんだとか。

岡田港から外輪山展望台へ行き大島空港まで、約1時間ほどのガイド付きで9010円(迎車料400円込み)でした。

大島空港で少し時間を潰して、さらに別の島へ渡ります。

 おでかけ@東京伊豆諸島_202502

Posted by Hepporon