在来線と新幹線を乗り継いで名古屋へ出張
今日は名古屋へ出張。
名古屋へ出張する度につい考えてしまうのが・・・
どうやって行って、どうやって帰ろうか
ということ(^^)
普通、仕事で行くんだったら新幹線に乗るのが一般的ですが、乗り鉄な私にはいかに楽しく移動するかというのも、出張先での仕事以上に重要なのです!(笑)
ちょうど今は青春18きっぷの期間中なので、また18きっぷで在来線紀行でもしようかと考えましたが、特に夏休みは18キッパーが大量発生するし、今のところ残った4回分を使うアテもないのでパス。
いろいろと考え、結局こんなルートで行くことに。
新大阪-[東海道線]→ 京都 -[新幹線] → 米原 -[東海道線] → 名古屋
新大阪から京都まで在来線、京都から米原まで新幹線、米原からはまたまた在来線という、鉄分が多くなければまずやらない新在折衷ルート。
基本は在来線で行くけど、京都から米原までは新幹線でワープする、みたいな。
今日のスケジュールは、まず朝一で会議があって、それから会社を出て新大阪駅に立てるのが10:45頃。
それから13時過ぎまでに名古屋に着いていなければならない。
新幹線で行けば何の問題もないスケジュールですが、この限られた移動時間を目一杯使って、できるだけ安く済ませる方法を考えてみました。
全て在来線で行くとなると、10:45以降に新大阪を出発するのは11:05発の新快速で、米原到着が12:23。
米原を12:30に発ち大垣着13:02。
13:11発の新快速に乗り換えて名古屋着が13:43となるので、今回は在来線で行くのは無理。
では、どこかで新幹線ワープを使うことになりますが、岐阜羽島では在来線に乗り換えができないので×。
新大阪から京都までワープするとなると、10:50発のぞみ224号で京都着が11:05。
ところが、米原へ行く新快速は京都を11:00に出発しており、次の米原へ行ける新快速は11:30発。
ところが、これに乗ってしまうと在来線onlyで行くのと同じ列車になってしまうので×。
京都から米原へワープする方法だと、10:49に新大阪を発って13:13に名古屋に着ける。
これだとなんとかその後のスケジュールも大丈夫。
まずは新大阪で乗車券を買います。
新大阪から名古屋まで3,260円。
実はこの切符、少し変わった券面表示になっとります。
新大阪~名古屋では、特に指定してなくても新幹線と東海道線のどちらでも乗ることができるんですが、あえて京都-米原間を新幹線経由で指定。
すると、経由が
東海道・京都・新幹線・米原・東海道
となります。
在来線だけで行く乗車券では、経由は 東海道 とだけ印字されます。
そして、新幹線経由なので、乗車券と書かれた後ろに新幹線を表す (幹) の文字が入る。
乗車券 の文字の下の 『 ・ ・ ・ ・ ■■■■ ・ ・ ・ ・ 』は、単なる模様ではなくて、新幹線か在来線かを示す記号になってます。
左の4つは東京~熱海間、真ん中の4つが米原~新大阪間、右4つが新下関~博多間で枠が決められていて、■■■■だと新幹線、□□□□だと在来線、・ ・ ・ ・ は該当区間なしという意味。
これが全て在来線だったら『 ・ ・ ・ ・ □□□□ ・ ・ ・ ・ 』に、新大阪から東京までの新幹線の乗車券では、『 ■■■■■■■■ ・ ・ ・ ・ 』になります。
これは新幹線と在来線で会社が異なる区間で、どちらの路線を選んだかがわかるようになってるらしい。
さらに、切符の下の方に『新大阪MV43発行』とありますが、もしみどりの窓口で駅係員から買えば MV のところが MR になります。
MVというのは客が自分で操作して発券するタイプの券売機のことで、この乗車券は私が自分でこのような経路を指定する操作をして発券した切符ということになります。
かなりマニアックな話になってしまいましたが、新大阪駅の東海道線ホーム。
ここでいきなり新快速が遅れているという・・・orz
幸い、遅れは5分ほどだったので、以降の乗り継ぎには影響せず。
10:54に新大阪を発車。
11:16京都に到着。
京都に着く頃には3分遅れにまで回復。
ここで新幹線に乗り換え。
京都駅の新幹線乗り換え口で米原までのワープ券、もとい、特急券を買う。
この特急券、『新幹線特定特急券』となってますが、これが意味アリ。
新幹線では、新幹線の隣駅まで自由席に乗る場合、特急料金が特別に安くなるという制度があり、京都~米原間は指定席だと2,190円(通常期)ですが自由席なら950円に。
この特別安い新幹線自由席特急券が特定特急券。
特定特急券はなかなかオトクで、例えば京都~米原間は在来線特急の自由席でも1,150円するので、在来線よりも安く新幹線に乗れてしまう。
さらに、新大阪~米原間の自由席特急料金は2,410円ですが、新大阪~京都、京都~米原の特定特急券を組み合わせると1,790円なので、620円も安くなる。
ではいよいよ、ワープ!
あっという間に米原駅に到着!
さすがワープ代950円を払っただけあるぜ!
米原-大垣間は関西エリアの新快速と東海エリアの新快速区間に挟まれた、本数が少なく編成も短いという鈍行旅行する上でボトルネックとなる区間。
ヘタすりゃ2両編成ですし詰めということもある区間ですが、今日は4両編成で運行されてた。
おかげで無事席を確保。
ここで駆け足で誇線橋を渡り、12:41発の新快速に乗り換え。
ぎりぎり席を確保できた。
大垣を出ると寝入ってしまい、気が着いたら名古屋の手前。
乗車券3.260円+新幹線特定特急券950円の4,210円で名古屋へ。
でも今日のこのパターン、950円出した割には在来線onlyよりも30分しか短縮できていないので、費用対効果で言えば実は非効率。
今回のように、駅に行ける時間と着かなければならない時間が決まってるので成り立つ話で、4,210円も出すんだったら、いっそ新幹線に乗った方が良かったり。
ま、乗り継ぎを楽しむってのも入ってるということで!
実は帰りは久しぶりに高速バスに乗ろうかと思ってたんですが、仕事のあと取引先の方から夕食に誘われたのでご馳走になることに。
従って、帰りは新幹線。
1本前の広島行きに乗れたんですが、少々飲んでるので寝過ごさないように新大阪行きに!
N700系 N14編成。
結局、新幹線ではほとんど寝ることなく、新大阪に着いちゃいました(^_^;
やっぱ新幹線は速いわ!