岡山から500系こだまで広島へ
丸亀駅から瀬戸大橋を渡り岡山駅へ着いたあと、新幹線に乗り換えます。
このまま大阪へ戻ってしまうとずいぶん早く帰ってしまうのですが、この日は晩ごはんは要らないと言ってしまってるので、どこかで食べて帰らなくてはなりません。
せっかく岡山に来たので岡山で食べる、にしてもまだ夕方5時前だし、どうせならと広島へ行ってお好み焼きを食べて帰ることに。
全然ついでの距離ではありませんが(^_^;)
新幹線の時間を調べていると、ちょうど岡山始発のこだまが500系だったのでこれを予約。
先日、JR西日本がN700Sの増備で余剰となったN700系K編成を8両化して、山陽新幹線の500系と入れ替えると発表がありましたが、ついに初代300km/hランナーの500系の引退が見えてきました。
まだ引退までは時間がありますが、惜別の500系に乗り鉄。
500系は先頭車の尖った形もいいのですが、飛行機のような丸い車体もカッコいい!
500系こだま化されたV編成では、4~6号車の指定席車のうち6号車は旧W編成時代のグリーン車(10号車)を転用しており、フットレストとオーディオなどを撤去した座席がそのまま使われています。
なので、シートピッチはグリーン車時代の1,160mmのままでとても快適。
JR西日本の車両では、肘掛け下の収納テーブルだけで背面テーブルがないことが多かった。
車体が丸いので、車内の窓側も丸くなっている。
個人的には飛行機みたいで好きなんですが、どうしても圧迫感があり大衆受けはしなかったようで。
元々2×2列配置だったので、通路は車体中央を通っておりデッキへの自動ドア(しかも両開き)も中央部にある。
最近設置された防犯カメラと、右側の広告が山陽新幹線50周年のポスターだったり。
4号車と5号車は元々普通車だった車両を使い、3×2列配置のままこだま化されたため、同じ指定席なのに元グリーン車と元普通車で格差ありすぎ!ということで、700系の指定席に使われている2×2列用の座席に置き換えられました。
ただ、シートピッチは普通車の1,020mmのまま。
元々3×2列配置で通路が山側へオフセットされている車両を2×2列にしたため、今では通路は中央にあるけれどデッキへのドアは以前の通路に合わせて山側にずれてます。
まあ、これで堪忍して!というところでしょう。
シートが新しいぶん座り心地もいいのかと思いきや、やはり古くても元グリーン車のシートの方がいい。
シート生地は経年劣化でくたびれてたり硬くなってたりするけど。。。
広島に着いてホームから500系の車体を見ると、シミや黒ずみ汚れが今まで見たことないレベルでひどい。
このV7編成は、2021年8月に3年ごとの全般検査を受け出場してるので、ちょうど検査直前のタイミングで汚れが目立ってたのかもしれない。
ただ、すでに500系を引退させることが発表されており次の全般検査を受けずに廃車されてしまう可能性もありますが、発表では2027年度までに500系を退役させるとのことなので、V7編成はラストの全検をするかもしれません。
それはN700Sの増備とK編成の短編成化の出来具合によるか。
もしかしたら最後になるかもしれないV7編成をお見送り。
初代300km/hランナーが引退するのは寂しいもんです。