社会福祉協議会の会計監査

日常雑事

実は5年前に小学校のPTA会長して以来、地元の社会福祉協議会(略称:社協)の会計監査を引き受けてるんですが、今日、監査してきました。

会計監査自体は滞りなく終わりましたが、社協のあり方について、いろいろと考えさせられます。

社会福祉協議会は全国どこの市町村にもあり、地域福祉の推進を図ることを目的とした民間団体、ということになっとります。

が、そもそも自分が住んでる街に『社会福祉協議会』という団体が存在しているということすら知らない人が多いはず。

社会福祉法という立派な?法律の定めに則り設立された団体であるにも関わらず、その存在たるやツチノコに匹敵する・・・
というのは言い過ぎか。。。

実際に社協の会長さんも、社協のことあまり知られてないんですよね~って言うぐらい。

「いやいや、ほとんど知られてませんよ」

とは言いませんでしたが(笑)

実際私も、PTA会長をして当て職にハマるまで知らなかったし。
社協を利用するのは、福祉の助けがなければ生活できない方が多い(全てじゃないけど)ので、普通の健康な一般人に馴染みがないのは当然といえば当然。

そんな存在が見えない団体なので、「社協」と聞くと、どうしても行政の外郭団体の持つステレオタイプなイメージで捉えてしまいます。
役人の天下りの受け皿で、政治家のキャリア形成に利用され、プロ市民が蔓延って・・・

まあ、全く違うとは断言できない部分はあるにせよ、おらが町レベルの社協では志確かな人も多くいらっしゃる訳でして。

私が住む地域の社協では、会長さんは自治会とか他の団体の役職には就いておらず、純粋に社協オンリー。
なので割と開放的と言いましょうか、地域のボランティアの主導で運営しています。
しかし、社協の中心メンバーは還暦を過ぎた方々ばかり。

社協の主だった行事で、『敬老の集い』があります。
毎年、敬老の日前後に地域に住むお年寄りに集まってもらう催しをするんですが、ゲストのお年寄りをもてなす側も結構いい歳だったり。

「若い人が集まらない」と嘆いてましたが、これはどこの地域でも似たようなものでしょうか。

「なんで若い人が協力してくれないのかねぇ」
という問いかけに、なかなか適当な答えが見出せない私でしたが、ひとつ質問してみました。

「みなさんのお子さん(団塊ジュニアが多い)は、何か地域の集まりに参加してますか?」
と聞いてみたら、一人を除いてみんな何もやってないそうです。
理由は、仕事が忙しいからと。

この地域の若い人が集まらないのは、みなさんのお子さんと同じ理由ですよ。

ちょっと気の毒なこと言っちゃったかな?

それと、「社協」とか「福祉」という言葉が良くないのかも。
この言葉を聞いて、「よし、参加しよう!」とは思わないな。
これは現職の会長さんも同じ考えみたい。

いっそのこと名前変えましょか?
『新撰組リアン』みたいな。
イケメン揃えて、ヘタなダンスとしょぼい歌を歌わせて・・・

と提案してみたけど、ます『新撰組リアン』を説明せなアカンかった(笑)

若けりゃいいかというと、必ずしもそうではありません。

社協で会計を担当されてる方は60代後半のおばさまなんですが、これがあなどるなかれ、会計処理が完璧。
会計を担当すると、ちゃんとやってるつもりでも帳簿と現金が合わないっちゅーことはしょっちゅうですが、出入金処理や計算の正確さはもちろんのこと、領収書のファイリングや科目処理もウマくやってます。
聞くところによると、昔、経理のお仕事をされてたそうで。
納得。

そんな私も、社協でボランティア(つまり兵隊)をやってくれないかと頼まれたけど、丁重に辞退させていただきました。
ここでの兵隊の役割は手は出すけど口は出さない訳ですが、こんな性分のワタクシ、手も出すけど口も出してしまいます。
少なくとも今年は、中学校のPTAで行動力をいかんなく発揮しなければならないので、社協まで手が・・・というより、気が回りません。

まあ、会計監査ぐらいなら出来るので、来年も会計監査を引き受けました。

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Posted by 管理人