若桜鉄道 隼駅へ行く
鳥取・賀露港へカニを買いに行った帰り、若桜鉄道の隼駅へ寄ってみた。
若桜鉄道は今年の夏に乗りに来ましたが(記事)、この時見つけた隼駅に改めて行ってみたいな~と思ったもんで。
隼駅はやたらかっこいい駅名ですが、SUZUKIの大型バイク「隼」にちなんで隼乗りの聖地にもなっており、ごく普通の地方ローカル駅でありながらライダーの来訪者も多いらしい。
若桜鉄道は国鉄若桜線が第三セクター化された路線で、上り下りそれぞれ1日10本しか発着しませんが・・・
駅舎とホームは昭和4年に造られたもので、かなり味がある。
ホームに人影が見えると思ったら・・・
かかしのような人形だった。
ちょっと不気味な感じも漂いますが・・・
彼は立派な隼駅の駅長という。
ま、和歌山では猫が駅長するぐらいだし、巨大ぬいぐるみが駅長するのもありか。
駅長以外にも手作り感あふれる人形がいて、油断しているとビビる。
かつてJR四国の夜行列車で使われていたオロ12がライダーズハウスとして使われており、隼駅にちなんで「ムーンライトはやぶさ」の愛称も。
ただ、『特急はやぶさ 長崎』の方向幕に違和感ありあり。
元々オハ12だったものを、JR四国がハイグレード改造をしてグリーン車扱いとなり、オロ12となった次第。
床下機器や台車がよく見えるのがうれしい。
空気バネ(エアサス)が使われ、乗り心地が改善された台車。
最近のボルスタレス台車は台車と車体の間に空気バネがありますが、ダンパーとリンクを介したエアサスは今や珍しい。
萱場工業製の自動高サ調整弁のプレートもステキ。
クルマやバイクではおなじみのカヤバですが、鉄道でも使われています。
オロ12をけん引するように、ED301電気機関車も。
台車が出っ張って見えるくらい小さ目でシンプルなデザインの車体ですが、朽ち感が半端ない!
連結器が台枠に付けられていてかなりごっつい。
一応、グーパンチしておきました(笑)
機関車、客車とも、毎月第3日曜に開放されているらしい。
この日は土曜日だったので、中は見られず。
駅舎の一部は「隼駅を守る会」の売店になっていて、若桜鉄道や隼に関するグッツ以外にも、鉄道ファンが喜びそうなものが売られています。
実際に使われていた側面サボやスタフとか・・・
号車札や機関車に付いてるメーカーのプレートなど、なかなか珍しいものばかり。
そんな中、今回買ったのは、隼ラッピング列車運行記念乗車券
隼駅の入場券と隼駅から若桜ゆきの乗車券のセット。
で、これはわかる人にしかわからない日清サラダ油のゆびにご注意ステッカー!(笑)
関西私鉄のドアによく貼ってありました。
他にもまだまだ面白いものがありましたが、今回はこれくらいにしておいてまた買いに行こう。
隼駅を守るために少しでも貢献できればいいな。