空港訪問修行しながら東京へ ~その4~ 佐賀からANAで羽田へ
佐賀空港からは、12:05発 ANA982便で羽田へ向かいます。
佐賀空港の国内線は羽田便しか飛んでませんが、国際線は台北、上海、ソウル便があるようで、スポットには春秋航空上海行きのA320(B-6707)と、t’wayソウル行きのB738(HL8378)が来てた。
真夏の日光を遮るものがないエプロンでは、翼の下の日陰で待機しないと熱中症になりかねません。
ベンチに座って待っていると「なんか揺れてるなぁ」と思ったら、長崎で震度4の地震があり、佐賀空港辺りは震度2だった。
地震の影響もなく、11:16に羽田からANA981便として来たB737-800(JA77AN)がRWY11に着陸。
11:20にスポットインしましたが、そういえばJA77ANってこの前八丈島から乗ったなぁ(記事)。
折り返しのANA982便は時間的には余裕で定刻出発できそうでしたが、保安検査へ行こうとして搭乗券を開いたら20分遅延になってるやん。。。
搭乗口でも12:25発に出発遅延がアナウンスされてましたが、理由は「航空管制」になっており、羽田空港の混雑で出発時間を遅らせるように指示が出たのかも。
という訳で12:23にドアクローズしましたが、その後も何か調整が入ったのか12:32にプッシュバック。
12:45、RWY11から離陸すると、空港周辺が干拓地であることがわかるほど平らな田んぼが広がってる。
この日は、夏によく見られる陸地の上だけ積雲が覆っており、高度29000フィート(約8840m)で巡航すると、今治のある高縄半島からしまなみ海道沿いの島々が見えてくる。
鳴門海峡にかかる鳴門大橋と、淡路島の全景も見えて山と街の位置関係がわかる。
いつも伊丹や関空に下りる時、淡路島辺りではすでに高度が低くなってるので全景は見えないけれど、九州からの羽田便だと高いところを飛ぶので、普段見られない高さで俯瞰できるのがいい。
淡路島と紀伊半島との間にある紀淡海峡は、沖ノ島と地ノ島が防波堤のように浮かんでおり、海の色からして海流の速さがうかがえる。
直下には和歌山の加太や、紀ノ川河口のデルタ地帯にある街や製鉄所が。
さらに進むと、普段絶対見られない大阪平野の全景が見える。
きれいに山の部分だけ雲が覆い、街の上には雲がありません。
関西空港の奥に神戸空港(青矢印)、陸地にうっすら伊丹空港(赤矢印)と、関西三空港が俯瞰で見渡せる。
富士山は、まるでホイップクリームを盛られたように。
日頃から地図を”読んでる”私には、普段なかなか見られない地形の様子がよくわかり、寝る暇がないほど楽しいフライトでした。
スポットへ向かっている途中、5月に退役した元JALのB777-300初号機(JA731J)が真っ白くなってた。
この後、アメリカのロズウェルへフェリーされました。
スポットは沖止めの504ですが、2階建てのボーディングステーションがあり、沖止めでもボーディングブリッジが接続できるという国内では羽田ならではの設備。
14:20にスポットインすると、隣には広島行きNH683便になるA321(JA112A)が。
冷暖房完備のボーディングステーション2Fから1Fへ下りると・・・
はじめは最後尾の座席に座ってたのですが、後から来た人に席を譲ったので、運転席のかぶり付きポジションへ。
という訳で、なかなかオタク的には栄養素満載のフライトでした。