民間人がいける日本最南端の地を巡る波照間島ツアー ~その2~ ツアーで波照間島観光
民間人がいける日本最南端の地を巡る波照間島ツアー ~その1~ 石垣島から波照間島へ
石垣島から無事に波照間島へ渡ったら、港で待機している波照間島観光の足になるマイクロバスへ向かいます。

マイクロバスは自由席でしたが、ほぼ満席で波照間港を出発。
波照間島は沖縄本島からさらに500kmほど西にある日本最南端の有人島。

港を出ると、すぐにサトウキビ畑が広がる。

ガイドさんの解説によると、波照間島は人口4~500人ほどで、島の面積の85%がサトウキビ畑なんだとか。
波照間島は島の中央部が一番標高が高く、6つある島の集落のうち5つが中央部にあり、残り1つの集落は港にあるそうで。
島の中心的な集落には行政機関や郵便局、学校が集まっており、ここで一旦バスを降りて集落を散策します。

島の治安を守る駐在所には、日本地図に波照間島の位置が赤くなっている。

各集落には「共同売店」という売店があり、食料から日用品まで島の生活を支えています。

共同売店で売ってる商品は船で運んで来なければならない貴重な物資ですが、島外の観光客が「共同売店の接客が悪い」などとレビューを投稿しているのを見ると「お前に売る島の物資はないわボケ!」と言いたくなってくる。
島唯一の小学校と中学校が、竹富町立波照間小中学校。

小学校と中学校が同じ敷地内にあり・・・
波照間小中学校は日本最南端の学校。

そういえば、日本最北端の宗谷岬へは何度か行ってますが、最北端の学校はチェックしてなかったな。
これが島唄の歌詞に出てくる「デイゴの花」。

初めて生でデイゴの花を見た。
学校のブロック塀には卒業生が描いた絵と名前が書かれてますが、名前を見ると沖縄っぽい名字がいっぱい(写真は一応ボカシてます)。

波照間島には中学校までしかなく高校へ行くには島外へ出なくてはなりませんが、毎日船で高校へ通うことは事実上無理なので、中学を卒業すると石垣島か沖縄本島、もしくは本土へ行ってしまうという。
一旦島を出ると波照間へ戻るのは定年後か、島には老人ホームがないため骨になって帰ってくる人もいて、このため島の人口がなかなか増えないそうです。
波照間島は日本で数少ない南十字星が見える場所にちなみ、マンホールも蓋にも南十字星が。

波照間島から南はフィリピンまで陸地がないので、南十字星がよく見えるんだとか。
民家の屋根は沖縄でよく見られる赤瓦ですが、垣根は沖縄本島とは違い八重山地方に多いゴツゴツした岩を野面積みした石垣が多い。

わざわざ石垣用の石を運んでくるのも大変だし、島にある材料を活かしたものなんでしょうね。
雑草のごとく生えているのは「長命草(チョーミーグサ)」で、非常に栄養価が高くこれを食べたら長生きすると言われているんだとか。

波照間島唯一の酒造所「波照間酒造所」の泡盛「泡波」を売ってる酒店で、島外では幻の泡盛として人気なんだとか。

ここで「泡波」を買うツアー客もいましたが、私は泡盛は飲まないのでカウンターにぶら下がっているボトルネットを買うことに。

長命草の繊維で手編みされたネットは、夏場に冷たいペットボトルを入れても結露した水を吸ってくれる優れもの。

ツアー客みんなで見てたら、「何見てんだよ!」と言わんとばかり。

庭先には「釈迦頭(シャカトウ)」という熱帯フルーツも。

その名の通り、お釈迦様の頭に似ていて、糖度が高く独特の食感なんだとか。
イガイガのフォルムが特徴な「セイヨウトゲアザミ」など、波照間島には他では見られない熱帯植物が自生しておりとても面白い。

隣の集落までやってくると、別の共同売店へ。

島で収穫したサトウキビで作った黒糖が売られてますが、おススメは粉黒糖なんだとか。
波照間の粉黒糖は石垣島では1袋300円ほどで売られているそうですが、ここでは160円/袋なので人気があり、すぐに売り切れてしまいます。
残念ながらこの日は粉黒糖は売られてませんでしたが、粉黒糖で黒蜜を作るとおいしいらしい。
再びバスに乗ると、島の中央部、最も高い場所には波照間島灯台。

以前は日本最南端の灯台でしたが、今では沖ノ鳥島に灯台が稼働したため最南端ではなくなりました。
ただ、一般人は沖ノ鳥島には行けないので、肉眼で見ることができる日本最南端の灯台ってことで。
バスは波照間空港へやって来ました。

2015年に竣工した新ターミナル。
波照間空港は民間機で行ける日本最南端の空港。

石垣島からのチャーター便が週3便就航しています。
石垣島と波照間島を約20分で結んでおり、離着陸時は波照間島を一周してくれるので島を空から眺められるんだとか。
沖縄らしい赤瓦の屋根にシーサーが乗ってますが、太陽の位置によってはシーサーの目が光るらしい。

午前11時頃でしたが、この時は目は光らなかった。
この日は就航日ではなかったのでターミナルは閉まってましたが、入口から中を覗くとカウンターと待合室が見える。

ツアーバスは波照間空港を出て、次に向かったのは日本最南端の碑。

この石碑は、沖縄がまだ日本に返還される前の1970年に当時の大学生が身銭を切って建てたコンクリート製の記念碑。
併設されている日の丸は、昭和60年に建てられた聖寿奉祝の碑。
さらに隣接して建立されているのが波照間之碑。

これは1972年の沖縄返還を記念して建立された石碑。
石碑がまたいでいる溝には、「北回帰線まで六五キロ五三〇メートル」と刻まれてます。

実は、日本最南端の碑の手前に日本最南端平和の碑というりっぱな石碑がありますが、ガイドさん曰く「こちらは最南端の碑じゃないので気を付けてね」と注意喚起。

日本最南端の碑を発ち、バスは島の北側にあるニシ浜へ。

ニシ浜の「ニシ」は八重山地方の方言で「北」という意味らしい。
西にあるからニシ浜じゃなく、北にあるから「ニシ浜」とはややっこしいな。
駐車場から砂浜へ下りると、「波照間ブルー」と呼ばれる美しい色の海に圧倒される。

波照間島から約200kmほど西に台湾があり、水平線の向こうには肉眼で台湾が見えます。

波照間ブルーが美しいニシ浜の眺め。水平線の向こうに見えるのは台湾。
海から上がってくる波の水も透明で、ゴミや海藻などの混じり物も一切なし。

ニシ浜に打ち寄せる波を見てると時間を忘れるほど。
ニシ浜で波照間島の観光スポット巡りは終わり、再び島中央部の集落にある『居酒屋 あがん』で昼食。

お昼のメニューはコースになっていて、まずは島のもずく。

歯ごたえがあってすんげーうまい。
八重山そばはダシが効いていて激うま!

沖縄本島のソーキそばより格段においしくて、これだけを食べに波照間島へ来てもいいほど。
じゅーしーは食べ放題で、セルフで炊飯器からよそう。

じゅーじーにも長命草が入ってるようで。
見たことのないノンアルコールビールがあったので頼んでみた龍馬1865。

波照間島でなぜ龍馬なんだろ?と思いつつ飲んでみると、ノンアルコールビール特有のホップ感が強め。
缶に書いてる解説には、坂本龍馬が初めてビールを飲んだのが1865年といわれているらしい。

なんや、諸説ありかいな。
デザートは黒蜜きなこがかかったバニラアイス。

島のサトウキビから作った黒蜜は濃厚ですんごくおいしいのですが・・・
この波照間島産黒蜜が売ってたので、小さい方を買って帰ることに。

ここまでのツアーの様子をバスの中から撮ってみました。
ランチを食べたらツアーは終わりで、お店でツアーを離脱してもいいし、希望者は再び波照間港までバスで送ってくれます。
私は波照間港まで行くことにしてバスに乗りましたが、港までの道中、ツアーのはじめの方に車内から見たコート盛に再び止まり、バスを降りてコート盛の見物をさせてもらえることに。

琉球時代にのろしを上げる監視所だったので「火番盛」と呼ばれています。

コート盛に上ることができますが、民家の石垣のような石を野面積みされてるだけなので足元が不安定で転びそうだし少々こわい。

コート盛のてっぺんからの風景。
帰りの船は16:20発と約3時間半ほどあるので、レンタサイクルで自転車を借りて島を巡ることに。
その3へつづく





























