大阪→東京 北陸新幹線の旅 ~その2~ 敦賀から北陸新幹線で東京へ
新大阪から運行区間が短縮された特急サンダーバードで敦賀駅までやってきて、北陸新幹線に乗り換え。
敦賀駅の乗り換え改札を通った人たちのほとんどは、サンダーバードと接続してる つるぎ8号富山行き に乗り換えてましたが、東京へ行く私は、9:58発はくたか560号に乗り換え。
乗り換え改札を通って新幹線側に入り、少し時間があるので飲み物でも買おうと売店に行こうとしたら・・・
売店がない!(;゜0゜)
新幹線ホームに上がって探してもないので、構内のそこらじゅうに立っている誘導員に売店はどこにあるのか聞いてみたところ、なんと新幹線側には売店はなく、乗り換え改札を通って在来線側コンコースの突き当りまで行かなければならないという。
在来線側の突き当りって、あの遠~くに小さく見えてるとこ?
新幹線改札内に売店がないならないで、在来線から乗り換え誘導してる動線上で 新幹線改札を通ると売店はありませんよ!って案内してくれてたらいいのに。
のりかえ口の有人改札で「売店に行きたいんですけど」と伝えると切符をチェックされ、「戻る時も有人改札を通ってください」と言われて通していただく。
のりかえ口からはサンダーバードとしらさぎへの乗車ホームを誘導するラインが引かれていて、その方向へ進むと・・・
セブンイレブンがあった!
一旦新幹線側に入ってしまったら、めちゃくちゃ遠いやんけ!
おにぎり2個と水を買い、再びのりかえ口に向かう頃、すでに在来線からの乗り換え客はいなくなりコンコースは閑散としてる。
有人改札を通る時に再度切符のチェックがあり、新幹線側へ。
さっき通ったばかりなのにまた切符チェックするんや!と思ったけど、きっちり仕事してるってことでええか。
はくたか560号の行先案内があり、「停車駅は長野までの各駅と、高崎、大宮、上野、東京です」と、しれ~っとアナウンスしてましたが・・・
敦賀から長野までの各駅といえば
越前たけふ、福井、芦原温泉、加賀温泉、小松、金沢、新高岡、富山、黒部宇奈月温泉、糸魚川、上越妙高、飯山、長野
まで13駅も止まり続け、その後通過するのは6駅だけ。
東海道新幹線でいえば、新大阪から三島まで各駅に止まる数と同じ。
停車駅だけで見ると、これは特急ではなく準急やな。
ホームへ上がると、真新しい駅名標が。
今は終着駅仕様ですが、これが中間駅仕様になる日は来るんでしょうか?
向かいのホームには、1時間後に発車するはくたか562号になるE7系、F22編成がすでに入線してる。
はじめはグランクラスもいいかな?と思ったんですが、はくたかのグランクラスにはアテンダントはいないし飲み物のサービスもないのでグリーン車で十分だな、ということでグリーン車で。
シートバックは肩の位置から幅が広がってゆったりしてますが、肘掛けが細くてややチープな感じ。
大きく前後にスライドする背面テーブルですが、収納する時に少し押さないとツマミを回せないので、前に座ってる人は後ろから押される感覚も。
シート生地には細かな模様が織り込まれていて、繊細な工芸品が多い北陸のイメージに合いますな。
座ってみてあらビックリ!グリーン車なのにフットレストがありません。
その代わりレッグレストがありますが、フルに出してもこれだけしか上がらないので意味ないし。
リクライニングとレッグレストは電動ですが、一発で起こせるボタンも付いてます。
客室両端の荷棚に毛布が置いてありますが、シートと同じ青色。
マイクロファイバーの起毛布ですが、あまり触感は良くはない。
グリーン車のトイレは車椅子対応で、トイレの自動ドアは開閉ボタンで操作。
蛇口付近には「手洗い用ではありません」と書いてあるけど、子どもが手洗いと間違えないよう教えておかなくてはなりませんな(グリーン車にはあまり子どもはいないけど)。
これ、実質便器だし。
この自動ドア、急ぐがあまり閉まってる途中で焦ってドアに触れてしまうと、センサーが反応してドアが開いてしまうという罰ゲームみたいなことも。
さて、はくたか560号は定刻の9:58に敦賀駅を発車し、約2時間半は各駅停車。
W7系北陸新幹線とサンダーバード、どちらも車内チャイムに北陸ロマンが流れてカッコいい。
新幹線のためだけにできた新駅は、少し離れたところにホテルが1軒あるだけでなーんにもなく(駅前に道の駅があるらしい)、今まさに建設中のようで。
越前たけふ駅を発ち、こんもりとした足羽山が見えてくると・・・
10:19、越前たけふ駅から8分で福井駅に到着。
敦賀駅から21分、落ち着く暇もなく着いてしまう。
福井駅で数名乗車して発車すると、立派な架線柱が並ぶ旧北陸本線と並走。
金沢から敦賀までの延伸区間は駅間が短いため時速220kmまでしか上げられず、令和の新幹線にしては遅め。
レールジョイントの音もしますが、時速220kmで聞こえてくるリズムがかつての0系新幹線と同じで「昔の新幹線ってこんな音してたなぁ」とすごく懐かしい気分に。
加賀温泉駅から7分、10:44に小松駅に到着。
ここまで8分程度で各駅に止まっていくので、かなり鈍足さを感じる。
小松駅から金沢駅までは少し駅間があり、わずかな時間でしたが250km/hで走行。
小松駅から12分、10:56に金沢駅に到着。
サンダーバード時代は1時間20分前後掛かっていた敦賀~金沢間が58分で結ばれるようになりましたが、20分程度の時間短縮にしてはコスパは良くない。
金沢駅から先は既に開業してる区間ですが、在来線にピンクにラッピングされたハピラインふくい色の521系が留置されていた。
金沢から車内販売が始まりコーヒーを買ったんですが、北陸新幹線敦賀延伸開業記念グッズのPOPが気になり・・・
路線図クリアファイルを買っておく。税込440円也。
片面には、北陸新幹線の路線図と駅名標。
12:00に上越妙高駅に到着すると、ここでJR西日本からJR東日本エリアに。
JR東日本エリアに入った途端、車内の電光掲示には首都圏各線の遅れの状況が流れる。
この日は宇都宮線と横須賀線が遅れてました。
12:24、敦賀駅を発ち2時間26分で各駅停車13駅目の長野駅に到着。
長野駅から高崎駅まで4駅、高崎駅から2駅通過して東北新幹線の線路とニューシャトルの車両基地が見えてくると、13:27に大宮駅に到着。
地下駅の上野駅を発ち、地上に出る前にアナウンスがはじまると・・・
東京駅に到着後数分の車内清掃ののち、14:04発あさま615号長野行きとして折り返していきました。
今回、新大阪を8:14に出て東京に着いたのが13:52なので、所要時間は5時間38分。
東海道新幹線ならこだまでも片道4時間ほどだし、のぞみなら往復できるぐらいの時間が掛かったことに。
敦賀延伸開業以前は、同じ時間に東京に着くには新大阪を7:44に出なければならず所要時間は6時間8分だったので、敦賀延伸で30分の時短に。
てか、30分しか時短になってないけど。
今回、関西方面から北陸へ行ってみた感想は、後日改めてまとめます。