大型二輪免許取得記 【Vol.20】2段階3時限目 回避
2014年10月11日(土)
2段階から1日3時限受けられるようになり、初の3コマ目へ。
回避は検定には入ってませんが、いろんな危険回避を体験する。
二輪車は路上教習がないので、シミュレーターと回避で勉強するんですな。
バイクは4時限連続で64号車。
こんだけ乗ったらいい加減クラッチが遠いのに慣れてきたぞ!
逆に他のバイクが乗りにくくなったらどうしよう。
まずは左カーブを指示された速度で走る。
カーブ部分の車線の幅1/3ずつに破線が引かれていて、この破線の間を通り抜ける。
最初は時速20km、2周目は時速25km、3周目は時速30km、4周目は自分で安全に曲がれると思う速度で抜ける。
1周目、余裕で曲がれる。
2周目、さっきよりもきついけど難なく曲がれる。
3周目、結構きついけど破線をはみ出さずに曲がれる。
4周目、時速20キロぐらいでカーブへ進入。
すると、出口にパイロンが倒してあり、左側へ回避して抜ける。
そんなトラップが仕掛けられてるとは!
4周目は「安全に曲がれる速度」で、何も知らされずに障害物が置かれていてこれを回避する訓練。
左と右に回避した人がいて一応どちらへ避けてもいいんですが、左へ逃げた人は余裕のある速度でなければ左へ避けられないのでより安全、右へ逃げた人は楽して避けたかスピードが速かったか、さらに対向車とぶつかるリスクも高まるので好ましくないとのこと。
5km/h違うだけでもカーブの曲がりやすさが変わってしまうので、いかにカーブの通過速度が大切かということの体験でした。
次に、時速30キロで走り、1つ目のパイロンでアクセルを戻し、2つ目のパイロンを越えたら教官が赤旗か白旗を上げるので、赤旗だったら左に、白旗だったら右に、黄色ラインの外へ避けるというもの。
1回目は練習のために教官は旗を上げないので自分で好きな方へ避け、2回目と3回目に教官が旗を上げる。
まずは1回目、目印のパイロンを越えて、自分で決めた右へ避ける。
パイロンから1.4mでラインの外へ逃げられる。
2回目、教官の旗は・・・ 白!
右へ避けるも1.9mぐらいでラインの外へ。
3回目、教官の旗は・・・ 赤!
しかも向かって右側に赤旗を出す!!
左へ避けるも2.0mぐらいでラインの外へ。
路上でクルマや人を咄嗟に避ける場面を想定したものですが、目で見て判断して行動するまでの時間でもバイクは結構進んでしまいます。
四輪なら急ハンドルでも曲がってくれますが、二輪はなかなか曲がれないし、急に曲がろうとするとコケてしまう。
二輪は小回りが利いて曲がりやすいと勘違いされてるけど、実は四輪より曲がりにくいという体験でした。
次は追突体験。 時速15キロぐらいで教官に付いて走り、教官が急ブレーキをするので追突しないように止まるというもの。
真後ろを走ると本当に追突してしまうので、左右にずれて教官のななめ後方1mぐらいを走り、教官が急ブレーキをすると私も止まる。
一応、教官のバイクと重ならない位置で止まれたので追突はしなかったものの、これは予め「急ブレーキをしますよ」と言われていたからであり、心の準備がなかったらモロに追突してただろう。
最後に急制動。 1回目は課題と同じように、大型は時速40kmで入り目印のパイロンでブレーキを掛けて11m以内で止まる。
2回目は時速40kmで入り、ブレーキを掛けはじめるタイミングは各自で判断して急制動コース末端に置かれたパイロンにできるだけ短距離でぴったり止めるというもの。
課題はブレーキを掛ける位置が決まっていますが、これとは逆に停止位置が決められていて、どこでブレーキを掛ければいいのかを判断する。
もちろん、ブレーキを緩めて停止位置を調整するのはナシ。
だいたい目測で11mラインでブレーキを掛ければいいかな、と思いやってみると、停止目標より50cmぐらい手前で止まる。
これは、停止目標を越えてしまったらダメなのはもちろんですが、50cmぐらい手前なら安全マージンを残したブレーキングということでOKをもらいました。
免許を取るための課題ではないけれど、実際に路上に出た時の危険回避に貴重な体験だったと思います。