東京→大阪 片道切符で大回りの旅 ~その1~ ルート選定とE5系&E6系

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また東京→大阪間の冒険的移動をやりました。

東京~大阪間の移動手段といえば、新幹線や飛行機、夜行はもちろん昼行の高速バスがメジャーなところ。

青春18きっぷのシーズンには在来線を乗り継いだり、ムーンライトながらの利用者も多い。

私も以前、新幹線を使わないで東海道本線を使う方法記事)はもちろん、中央本線ルート記事)、在来線特急だけを使う方法記事)、はたまたJR東海を使わずに在来線で山手線より東と大阪環状線より西へ行かずにできるだけ大阪から遠いところから大回りする方法記事)や、JRそのものを使わない方法記事)などなど、いろんな方法をトライしてきました。

今回は、前々からずっとやりたいと思ってたことを実行することに。

それは・・・

東京駅から大阪駅までJRの片道乗車券を使って、
出発当日のうちに出来るだけ大回りする!

ここで今回のミッションの条件を決めます。

まず、基本的に東京から大阪までの移動なので、乗車券は片道1枚だけ。

片道乗車券を買える条件であれば、特別料金が必要な優等列車を使うのはOK。

出発当日のうちに移動するので、日をまたぐ夜行列車は使いません。

大回りというのは単に乗車距離を長くするのではなく、大阪から出来るだけ距離が遠いところを経由するということ。

以前、JR東海を使わずに在来線だけを使って移動したときは『山手線から東と大阪環状線から西へは行かない』という制約を付けましたが(記事)、今回はこの制約はなく、とにかく出発当日中に大阪へ着けばどこまで遠くへ行ってもいいことに。

という訳で、今回のルートはこんな感じ。

東京6:32 -(はやぶさ1号)→ 新青森9:50/9:58-(つがる4号)→ 秋田12:33/12:57-(いなほ10号)→ 新潟16:31/16:45-(MAXとき338号)→ 高崎18:04/18:35-(あさま539号)→ 長野19:27/19:40-(ワイドビュしなの26号)→ 名古屋22:34/22:42-(のぞみ263号)→ 新大阪23:32/23:50-(東海道本線265C)→ 大阪23:54

心配なのは、在来線特急が遅れて後続列車に乗り継ぎが出来なくなること。

単線の列車交換で対向列車が遅れると、こちらも遅れてしまうし。

ちなみに、このルートをGoogleマップになぞってみると・・・

ん~、なかなかの大回り具合。

さてさて、まずは品川駅のびゅうプラザにあるみどりの窓口へ。

ここで、えきねっとで予約した特急券の受け取りと、東京から大阪までの大回り乗車券を買う。

窓口の係員は若い女性。

まずはえきねっとで予約した特急券を発券してもらうんですが、実は、えきねっとで予約する時にちょっとミスしてしまい、新青森からのつがる4号を新幹線の乗り継ぎで買うのを忘れそれぞれ単独で予約・決済してしまったので、つがる4号の特急券を乗り継ぎ割引にしてもらう。

その他の在来線の特急券は、いなほ10号→MAXとき339号、あさま539号→ワイドビューしなの26号と、うまく幹在乗り継ぎが出来たので乗り継ぎ割引で決済しました。

つがる4号を乗り継ぎ割引にしてもらうようお願いすると、

係員: 一旦予約してるものを全て発券しますね

私: 窓口で発券したらえきねっと割引がなくなるんじゃないの?

乗り継ぎ割引とえきねっと割引は重複して割引されないので、乗り継ぎ割引をされるのでしたら窓口でも同じですよ

ということで一旦全ての特急券を発券、つがる4号の特急券を取り消し、再度乗り継ぎ割引で発券してもらう。

次に乗車券。

行き先は大阪(大阪市内)ではなく尼崎まで。

というのは、今回使い終わった乗車券を持って帰りたいのですが、大阪市内行きの乗車券では大阪駅で回収されてしまうので、特定市内エリアから外れる尼崎まで買って、大阪駅で途中下車するつもり(そうしなくても手元に残す方法はありますが)。

ややこしいので、予めざっとルートを書いた紙を出すと、時刻表の路線図を見ながらマルスを叩いてくれる。

一緒に見てもいいですか? と聞いてみたところ、画面、というか、機械ごとカウンター側に少し動かしてくれ、のぞきこむようにして画面を見る。

経由地入力の画面で東京から、

東北新幹線、新青森、奥羽、秋田、羽越・・・・・・

私:あっ!

窓口に出した紙はざっとルートがわかるようにしただけなので 秋田→羽越→新潟 と書いたんですが、実際に経由地を入力するにはこれじゃダメなことに気が付いた!

あ、すいません、そこ新発田から白新線で新潟へ

と説明。

新潟からは 上越新幹線、高崎、長野新幹線、長野・・・

と入力したら、長野から先は 信越 しか選択肢が出て来ない。

これも私が 長野→中央西→名古屋 と書いたので一瞬 あれ? となったみたい。

ま、そこは若いとはいえ係員も気が付いたらしく、私も一緒に復唱しながら

信越、篠ノ井線、塩尻、中央西、東海、名古屋、新幹線、新大阪、東海道

ようやく経由地を入力し終わったところ、マルスからエラーが出て受け付けてくれない。

ん? ん?

どういうエラーが出たのかは読めなかったのですが、もう一度入力しなおしてくれる。

しかし、再びエラー画面が出て発券不可。

経由地が長すぎて印刷しきれず、手書きをしなければならないときには、その旨が画面に出て白紙がセットされたプリンターに出てくるそうなんですが、それとは違うエラー。

もしかしてこのルートじゃ片道にはならないんですかね?

係員が時刻表の路線図を見て、

あのー、高崎のところなんですけど、新潟方面から上越新幹線で高崎に来て長野方面に向かうところで重複してるかも・・・

時刻表の路線図を見せながら説明しますが、それは違うんじゃないかと。

越後湯沢と高崎間は在来線とは別線扱いだし、長野新幹線は並行在来線ないでしょ?

そこで、試しに越後湯沢から長野までの乗車券を叩いてもらったら、片道乗車券として成立してる。

もしかしたら長野辺りもややこしいので、上田から名古屋までの乗車券も試してもらったらこれもOK。

2人してどこがマズいのかわからないまま再び経由地を入力してもらうと、

新大阪までなら大丈夫なんですけど。

あ、もうそれなら新大阪まででいいです!

という訳で、結局、東京都区内から大阪市内行きの片道乗車券を発券してもらいました。

この乗車券を発券するのに、かれこれ30分ほど掛かる。

経由は印刷欄が不足したので、係員がボールペンで手書き。

やり取りの間、何度も ややこしいこと言ってすみません とお詫びしたんですが、気になさらないでください と優しく言っていただいた。

最後に こんな乗車券買う人いてますか?と聞いてみたところ、

大回りされる方はいらっしゃいますけど、ここまで大回りなのは経験ないです

ほんと、お手数お掛けしました。


さて、出発当日。

日の出時間直前の東京駅。

まずは東京6:32発、はやぶさ1号で新青森へ。

6:19、23番線にはやぶさ1号が入線。

E5系、U24編成。

車体側面には、ハヤブサをイメージしたマーク。

この辺のデザインセンスはN700系とは方向が違っていて面白い。

はやぶさ1号はE6系こまち1号と併結。

新幹線の併結は60Hzエリアでは見ないので、やっぱり新鮮。

E5系のノーズ部分が約15m、E6系が約13mと合わせて28m。

この連結部分のノーズだけで車両1両分より長いという。

どちらかというと、E5系よりE6系の方がカッコいい。

併結するのはE6系Z18編成。

E6系の側面ロゴは、秋田が誇る美人の元祖、小野小町をイメージ。

また機会を作ってE6系に乗ってみたいなぁ。

とりあえず今回ははやぶさに。

ところで今回、E5系に乗って新青森まで行くにあたり乗車時間3時間以上あるし、せっかくなのでグリーン車のさらに上のグランクラスに乗ることに!

グランクラス料金は、グリーン料金にプラス5000円(税抜き)、普通車の倍以上というなかなかの敷居の高さ。

グランクラスの10号車入口には専任のアテンダントが立っていて、グランクラスの乗客のお出迎えと、不要に人が立ち入らないように見張りもしてるかと。

グランクラスの様子は次回。

その2へつづく

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