北陸新幹線延伸開業で第三セクター化される北陸本線の旅 ~その2~ 敦賀駅から大聖寺駅へ
北陸新幹線延伸開業で第三セクター化される北陸本線の旅 その1からのつづき
来年3月、北陸新幹線が敦賀駅まで延伸開業するのと同時に第三セクター化される北陸本線を惜別乗り鉄するため、敦賀駅までやってきました。
敦賀駅はJR西日本とハピラインふくいとの境界駅になりますが、ハピラインふくいの反対側の境界駅、大聖寺駅へ向かいます。
(出典:https://www.chunichi.co.jp/article/655548)
敦賀駅を発車すると、新幹線の線路が頭上を越え左手に消えていく。
敦賀駅と隣の南今庄駅とは、全長約13kmの北陸トンネルを隔てて駅間は約16kmもある。
南今庄駅には、2017年にFTRでひとりツーリングをした時に立ち寄りました(記事)。
武生駅では、後続のサンダーバード5号に追い抜かれますが、この光景も来春まで。
越前花堂(えちぜんはなんどう)駅は、JR越美北線(九頭竜線)との分岐駅となっていますが、北陸新幹線開業後はハピラインふくいに移管される予定。
個人的には「はなんどう」という響きがいい。
9:48、福井駅に到着。
福井県は関西との結びつきが強く、特急サンダーバードを利用して行き来する人も多いのですが、北陸新幹線開業後の関西~北陸間のアクセスは敦賀駅での乗り換えが必須となってしまいます。
向かいのホームからは、遅れているしらさぎ56号米原行きが発車。
福井駅にある発車案内も特急列車の名前が並ぶほど賑わってますが、来春以降は大阪行きや金沢行きの表示がなくなってしまう。
もしかしたら北陸新幹線を加えた発車案内に変わるかも?
途中下車で改札を出て、在来線仕様の入場券を記念に買っておく。
福井駅から大聖寺駅へは普通列車で行けるのですが、金沢方面の普通列車は1時間に1本なので、大聖寺駅で1時間待たなくてはなりません。
そこで、福井駅から特急で大聖寺駅のとなりの加賀温泉駅まで行き、加賀温泉駅からひと駅戻ることに。
これなら、大聖寺駅の滞在時間を短縮できます。
そのため、敦賀駅で加賀温泉-大聖寺間の往復乗車券を買っておきました。
ところが、しらさぎ1号は北陸本線内の遅延の影響で約5分遅れ。
5分遅れると、加賀温泉駅で乗り換えできるかどうか微妙ではありますが。。。
ホームには、サンダーバードとしらさぎの並ぶ場所が描かれてますが、これもなくなってしまうんでしょうね。
ホームにある特急の乗車位置案内は、新幹線開業とともになくなるでしょう。
加賀温泉駅を下りてしらさぎ1号を見送ると、なんと向こうのホームには乗り換え予定の普通列車が!
普通列車は特急の遅れの影響は受けてないようで、定刻の10:28に発車してしまいました。
↓しらさぎ1号で福井駅から加賀温泉駅で普通列車に乗り遅れるまでの様子。
乗り継ぎに失敗してしまったので、これから大聖寺駅へ行くには1時間後の普通列車に乗るしかありません。
ただ、加賀温泉駅から大聖寺駅までは5kmほどしか離れていないため、タクシーで大聖寺駅へ向かうことに。
事前に加賀温泉駅から大聖寺駅までの乗車券を買ってましたが、無駄になってしまった。。。
加賀温泉駅も北陸新幹線が止まる駅なので、立派な新幹線駅舎が出来てます。
まだ駅舎内は工事中でしたが、柵の上からのぞくと新幹線のりばとIRいしかわ鉄道のりばの案内や、売店が入るであろうシャッタがあったり。
新幹線側の駅前も工事が進んでましたが、ここからタクシーに乗車。
加賀温泉駅から新幹線の高架をくぐり、北陸本線をまたいで西へ。
10分で大聖寺駅に到着。
タクシー代は2,300円でしたが、スケジュールを優先したら仕方がないな。
北陸新幹線が延伸開業したら大聖寺駅も第三セクター化され、ハピラインふくいとIRいしかわ鉄道との境界駅になります。