ZESP3が改定されるのを機に退会し、もう充電会員には入らないことに

 クルマ@BMW530e_G30

今、プラグインハイブリッドのBMW530eへ普通充電するために、日産のZESP3の会員になってます(記事)。

ZESP3は日産EV車のオーナーでなくても入会できて基本料金も充電料金も安いので、重宝してました。

ところが先日、日産から悲報が!

今年の9月1日からZESP3の料金プランが改定され、私が使っていたシンプルプランの月額基本料金が550円(税込)から1100円に、充電料金も1.65円/分から3.3円/分と、倍に値上がりするという!

値上げするにしてもいきなり2倍とはかなり×××なことを躊躇なくやってしまう日産ですが、今後ZESP3会員として継続するかやめるのかを考えてみる。


結論から申し上げますと、今月でZESP3を退会し、有料充電はイオンでWAONアプリを使うだけにして、あとは認証不要の充電スポットと、530eのBATTERY CONTROLモードで自家発電をすることに。

以下、結論に至った経緯をまとめます。

530eに普通充電を使うにあたり、充電スポットはeMPネットワークで認証できればOKで、あとは月額料金と充電費用、カード発行手数料の比較になる。

今までZESP3は日産車オーナーでなくても入会できたけど、今回の改定で日産EV車オーナーでなければ入会できなくなった結果、オーナーでなくても加入できる認証サービスは2つのみ。

認証カード 発行元 発行手数料 月額基本料金 充電料金
改定後 ZESP3(シンプル) 日産 現在所持 1,100円 3.3円/分
e-Mobility Powerカード(普通充電) e-Mobility Power 1,980円 1,540円 3.85円/分
おでかけカード(レギュラー) JTB 初回無料 1,650円 4.95円/分

こうして比較すると、他への乗り換えはしないで値上げ後のZESP3が最も安いじゃないか。

しかし、月額1,100円で維持するかどうかは微妙なところ。

1,100円といえばハイオクを180円/Lとすると6.1L分で、街乗り燃費は電気走行を除いたガソリン走行のみの燃費で約11km/Lなので、月額料金だけでガソリン走行約67km分に相当してしまうし。


ここで現状確認として、私が実際にZESP3カードで普通充電した履歴を確認してみます。

今年2月から6月までZESP3で支払った月額基本料金+充電料金の合計額と、その合計額を各月の実際のガソリンのみの平均燃費と給油した時のガソリン平均価格で換算して、充電するために掛かった費用でガソリンでどれくらい走れたのかを計算してみた。

2023年 充電時間 充電料金 月額料金 合計 ガソリン換算 充電場所、etc
1月 0分 0円 550円 2,200円 12.5L/112km カード発行手数料1,650円
2月 6時間35分 650円 550円 1,200円 6.9L/79km イオン1回、店舗4回
3月 5時間46分 569円 550円 1,119円 6.4L/75km イオン1回、駐車場2回、店舗1回
4月 3時間57分 390円 550円 940円 5.3L/77km 駐車場1回、店舗1回
5月 6時間27分 638円 550円 1,188円 6.9L/103km イオン1回、駐車場1回、ホテル1回
6月 3時間34分 352円 550円 902円 5.0L/42km イオン1回、店舗1回
7月 0分 0円 550円 550円 3.0L/33km ZESP3充電なし
合計 26時間19分 2,599円 3,850円 8,099円 46.0L/521km 電気のみの走行距離225.1km

上記以外に、認証不要の無料充電スポットで13時間40分充電しています。

こうしてまとめてみると、今までZESP3にガソリン走行521km分の充電代を払ったけど、実際に電気のみで走行したのは225kmという大赤字な状態・・・

に見えますが、実は充電の目的は電気で走るためというより、パークエアコンを作動させて車内を適温にするためと言った方がいいくらい。

特に、夏は乗る前にアプリでエアコンを作動させて車内を冷ましてるし、コンビニへ寄る時もエンジンを切ってエアコンは作動させたまま。

走行用バッテリーはEV走行ではなくエアコン用に消費しているという、PHVならではの使い方。

それでもこうして計算してみると、エアコン用だとしてもかなりハイコストですな。

私の行動範囲ではイオンへ行くことが多いのですが、WAONを使えば月額基本料金は無料で、1時間120円(税込)で最大3時間まで充電できる。

仮にZESP3を利用した充電時間分をWAONで充電したとすると3,240円になり、ガソリン走行209km分に相当するので黒字化できそうだし、十分利用価値はあるんじゃないか?

イオンは充電器も多いし買い物してる間に充電できるので、今後は有料での充電はイオンのみにしよう。


ここで、もうひとつの充電方法を。

530eの走行モードをBATTERY CONTROLにするとエンジンで発電して充電しますが、これが急速充電並みに充電が速いのです。

しかし燃費が激悪になり、SPORTモードでエンジンのみで走るよりも20~35%ほど燃費が悪くなるのは経験済み。

ただ、それも充電する時だけで、電気が貯まればSPORTで走ればいい。

値上げ後のZESP3に入るなら、燃費が悪化してもガソリンで発電しながら走る方が経済的にはメリットあるという。

最近はフル充電しても走行可能距離が30kmに満たないことが多くなり、想像以上にバッテリーの劣化が進んでたりして。

今回のZESP3改悪のおかげで、私にとって最適な充電プランを再考することができて良かったわ!

 クルマ@BMW530e_G30

Posted by 管理人