湯村温泉でリフレッシュ 『湧泉の宿 ゆあむ』 その1@兵庫・湯村温泉
今年のお盆は、暑さもあってちょっと疲れが溜まってたので、リフレッシュしに兵庫県北部の湯村温泉へ。
この夏はコロナの行動制限はされなかったけど、行動制限がないがゆえの対策も考えとかなあきません。
人との接触を避けるために人気の場所じゃなく、少し時代に取り残されたような昭和感が残る温泉で、部屋数が少なくて大浴場が広めで料理がいいところで決めたのが『湧泉の宿 ゆあむ』。
駐車場に車を止める時に名前を言うと、あとは駐車場からフロントまでバケツリレー式にスタッフの方に案内していただきチェックイン。
部屋に入ると玄関で靴を脱いで上がり、低いベッドの和モダンツイン。
ホテルの名前の「ゆあむ」の「あむ」は「編む」と掛かっているそうで、床のカーペットやイスが編地のデザインで統一されている。
私は温泉へは夕食後に入る派なので、時間まで部屋でゆっくりして食事は指定の大広間へ。
テーブルに案内されると、山陰地方の食材を使った献立が置いてある。
中身は、胡麻豆腐旨出汁ゼリー、蛍烏賊沖漬け、小豆梅貝旨煮、合鴨ロース煮、枝豆、白無花果田楽、蟹モロヘイヤ煮凝り。
この段階からもおいしくて、期待感満点。
進肴は、但馬牛すじと焼茄子すり流し茶碗蒸し。
牛すじの旨味の中に焼茄子の苦味がいいアクセント。
向付は、本日のお勧め三種盛り、土佐醤油。
湯葉いくら、かつお、かんぱち、えびの刺身。
甘味が強めの土佐醤油もいい!
とろみのある和風仕立てのコーンポタージュに揚げバジルと・・・
宝楽は、琴浦サーモン、梅貝、ひおうぎ貝、季節野菜。
宝楽鍋で蒸し焼きにして旨味を閉じ込めている。
カラフルな殻が特徴のひおうぎ貝は、産地でしかなかなか食べられない。
梅貝は殻デカッ!と思ったけど、身と殻が一致してるとは限らないらしいので、殻は器と思っておいた方がいいのかも。
かぼちゃと玉ねぎも素材の味わいが凝縮された感がある。
タレはポン酢と海老塩で。
すき焼きは生たまごで食べると思いきや、温泉たまごの方が格段にウマいな。
新温泉町産こしひかり、香物、赤出汁、焼葱味噌。
最近めっぽうごはんにうるさくなった我が家ですが、地元産のこしひかりは粘りと旨味があってウマい。
焼葱味噌は売店でも売ってるそうですが、ごはんよりもきゅうりに合うかも。
飲み物では、初めて飲んだ養父ジンジャエール。
他に例えようのない独特の味わいですが、決してマズくはありません。
鳥取県産二十世紀梨の果汁が入った梨汁サイダーは、爽やかな味わい。
温泉旅館では食べ切れないほどの料理が出てくることも多いけど、ここでは食べ過ぎ感もなくちょうどいい感じにお腹いっぱいになりました。
食べたあとは部屋で少し休み、大浴場へ。
期待通り大浴場は広く、入口に鍵付きの貴重品入れがあったり、自分のスリッパがわかるよう番号札があったり、細かな配慮がうれしい。
夕食後だと貸切状態でゆっくり露天風呂を堪能でき、体の芯からホカホカに。
部屋のエアコンが壁掛けでなく昔の古い据え置きタイプでしたが、かえってそれが良く、古いエアコンは風量があるので温泉でホカホカになった体を冷ますのにピッタリ!
古いタイプでもリモコンで温度調整もでき、うるさくないので安心です。