大雄山最乗寺 道了尊へ行く ~その2~
最乗寺境内を見て回ります。
瑠璃門の向かいにあるのが『書院』。
階段の脇に書院の解説が書かれた石碑があるので、これを読んでみる・・・
ま、何かをするところだということは察した。
隣の小さな池にある『光明亭』。
中国の庭園にはたいてい池のほとりにこういう茶室がありますが、同じようなものなんですかね?
『亀にエサを与えないで下さい』
という立て看板があったんですが、水がちょろっと出てる岩にいてる亀はどうやら作り物。
奥には『僧堂』があり、修行僧が坐禅をする道場なんだとか。
僧堂の手前に、なぜか大きな時計がある。
最乗寺には大下駄が奉納されているのですが、これは道すがら見て行くことに。
僧堂を過ぎると、本堂が見えてくる。
普段は中を見ることもできるそうですが、この時ちょうど中からお経を唱えるの声がしてお勤めの最中だったみたいで、扉が全て閉じられていたので中を見ることはできなかった。
一応、修行の意味も込めて野口氏を納め、合掌。
開創のとき、道了様が自ら井戸を掘り土中から鉄印(御金印(おかのいん))が出た跡から霊泉(金剛水)が湧出、以来600年、この霊泉を飲むものの諸病を癒している、と伝えられているんだとか。
確か開創したのが1394年で、以来600年というと若干計算が合わない気もしますが、それくらいは誤差範囲ということで。
これだから理系のA型は嫌われる・・・
中をのぞくと湧水が流れていたので、私も諸病を癒してもらおうとちょこっといただく。
でも、衛生的にゴクリと飲む勇気はなかったので、尺で手の平に受けて小さじ1杯ぐらいだけ。
トニオ・トラサルディーのイタリア料理のように一時的に体が壊れても完璧に治癒するならまだしも、ありがたいお水をいただいた結果OPPにはなりたくないし。
さらに階段を上がると、『結界門』と『御供橋』、『圓通橋』が見えてくる。
その隣には、『洗心の滝』。
近くで滝の流れを見てると、その名の通り心が洗われるような気持ちになる。
さて、いよいよ『結界門』へ。
この結界門から先は、天狗になった道了様の浄域とされ、門の両側には天狗が守っている。
ここまで来るのにかなり階段を上ってきましたが、ここまでは序章。
本当の試練はこの先に待っている。。。