若桜鉄道若桜駅へ行く ~その3~ C12蒸気機関車

 乗り物@鉄道(JR以外), おでかけ@中国地方若桜鉄道,鳥取県

若桜鉄道若桜駅へ行く その2からのつづき

若桜鉄道若桜駅構内にあるC12蒸気機関車。


C12は小型軽量のタンク式蒸気機関車で、デフレクターがないのですごくシンプルな外見。

迫力のあるテンダー式もいいけれど、タンク式のC12は端正な姿。

167号機は78年前の昭和13年に製造。

個人的に蒸気機関車の一番の魅力は、往復スライダークランク機構の仕組みがよく見えるとこ。

ワルシャート式弁装置とクランクの連携の動きはいつまで見ていても飽きません。

人間が蒸気機関車の動きを腕全体で表現するときは、この返りクランクと偏心棒の動きを再現してるんじゃないかと。

この位置でカメラを付けて走らせたらカッコいいのに。

博物館と違って機関車を触れる状態でのぞき込むこともできるのでまじまじと観察していると、ボイラー筒の下部が錆で腐食して穴が開いてる様子も。

機構がシンプルなので補器類もよく見える。

先輪があるとはいえカーブで負荷のかかる第一動輪のフランジに注油する装置。

ボイラー脇のタンクからホースで接続されてます。

汽笛の音も聞いてみたいですね。

タンク式なので、バックするときの視界がいい。

というか、むしろバックの方が視界がいいんじゃないかと思ったり。

従輪の内側にATS車上子がありました。

運転台には入れませんが、なぜか運転に必要な道具以外のものも置かれてる。

展示運転や転車台体験もやってるので、その時にまた来てみたいですね。

その4へつづく