残価設定ローンを使ってみて

 クルマ@NDロードスターRF(NDERC 2型)

車を買う時はいつもニコニコ現金払いだった私ですが、はやりの残価設定ローンってどんなものかと実際に使って体験してみようと思い、ロードスターRFは3年の残価設定ローンで買いました。

支払期間の3年が終わろうとしている今考えてみると、残価設定ローンは アリ ですな。

アリな理由については、ネットで出てくるような一般的に言われているメリット、デメリットは置いといて、あくまで個人的な見解で申しますと、まずは3年後に車を手放す時の値段が保証されていること。

車の買い取り価格はおおよその基準はあるにせよ査定で提示された値段の根拠はありませんが、マツダの場合、普通に乗った時の3年後の値段が『税抜き車両本体価格の55%』と明確に決まっているのは安心できる。

次に、3年後に乗り換える前提でカーライフを過ごせるということ。

長く乗っていて起こるであろう不具合の心配はしなくてもいいし、タイヤやバッテリー交換の心配もいらず。

乗り心地重視で半クラッチを少々多用してもあまり気にならないし、極端な話、車に負担が掛かろうが3年間トラブルがなければそれでいい。

ネットで「残価設定後の中古車はきっちりディーラーの点検を受けているから程度がいい」という記事を見たことがありますが、手放すことを前提に乗ると長持ちさせよういう気持ちがあまり働かないから、点検では見つけられないような部分についてはむしろ程度が悪くなる可能性があるのではないかと。

洗車も、乗り始めてからしばらくは手洗いでしたが、そのうち洗車機での洗車も平気になったし。

また、長く乗らないから、いじりたくなる気持ちも抑えられます。

純正戻しが大変だったり、値段の高いパーツなんかは特に。

私の場合は買って半年ほどでビッグマイナーチェンジがありましたが、それも乗り換えが決まってるのでそれほど悔しい気分にはならず。

アクセラの時のビッグマイナーチェンジでは、結構劣等感受けたけど(^_^;)

とにかく、終わりがはっきりしてるのは良かった。

金銭面については、一般的にローン金利がデメリットとされてますが、結果、これもあまり気にならず。

ロードスターRFの車両本体価格、オプション、諸費用、消費税などを合わせた販売価格は434万3367円でしたので、現金で買う場合は納車までにこの金額をきっちりそろえなくてはなりません。

ローンにした場合、頭金の一部として実際に現金を用意して支払ったのは50万円だけ。

今回の残価設定ローンで37回目の最終支払いで据え置かれた金額は、
車両本体価格(税抜き):350万円
据え置き額(残価設定額):192万5千円(350万円×55%)
となります。

頭金は、現金とアクセラの下取り分を合わせて180万7770円で、販売価格から頭金を引いたローン元金は253万5597円。

金利は2.99%で20万5788円となり、ローン債務総額は274万1385円となりました。

ロードスターRFを買った時に、据え置き額を元手に金利分を上回る運用実績を上げれば金利負担もないと書いたんですが(記事)、実際に2.99%以上の利回りで運用できるかどうかやってみた。

元手は、据え置き額の192万5千円に、買った時の株価の都合で少し足して約210万円とし、期待利回り4%以上の国内株を買ったところ、2期分の配当利回りは約3.9%で運用でき、配当額は16万5400円。

ここから税金を引かれて、配当収入は13万1799円。

2期分なのでローン金利より赤字ですが、3期目の配当が入ったらトントンか少し赤字ぐらいには持っていけるんじゃないかと。

ただ、去年はコロナの影響で配当がかなり減るのは間違いないので、どこまで回収できるか?

もし3年でローン金利分を回収できなかったとしても、このまま株を保有しておけば4年で回収できると思います。

手持ちの現金を車代として払ってしまうと手元からなくなってしまいますが、残価設定ローンで抑えられたお金に働いてもらえば金利分は稼いでくれる。

という訳で、残価設定ローンで抑えられたキャッシュを使って金利を稼げるか試してみましたが、コロナの影響がある今後は辛いかも。

まあ、こんな残価設定ローンの使い方は特殊かもしれませんが、金利を払っても「3年で乗り換える」という精神的な部分のメリットが大きいですね。

 クルマ@NDロードスターRF(NDERC 2型)

Posted by 管理人