府P総会に出席
先日、大阪府PTA協議会の総会に出席してきました。
以前から、府Pや日Pのような全体を網羅する組織は必要ないのでは?と思っており、この前の市Pの総会でも上部組織との関わりをはっきりさせたいと言いましたが、実際に府P総会に出てみて雰囲気を肌で感じてみようと思った次第。
結論から言うと、組織には?と思う節はあるけれど、実際にやってる人たちは悪くはないと思う。
府P役員も我々市P役員が輪番で当たってるのと同じ。
この人らにどうのこうの言うのはちょっと違うかな、という気がしてます。
なので余計にどうしていこうか悩む。
たぶん過去にも府Pは必要なのかと感じてる人も多かったようで、中にはケンカするつもりで総会に参加してた人もいたかもしれない。
そのような人への対策をしてるんだな、と思うところが総会の進行に垣間見えました。
総会の会場は『回』の字のように椅子が配置されています。
外側には運営側の人たちが座っていて、それに囲まれるような形で「代議員」と呼ばれる各市町村のPTA代表が正面を向いて座ります。
どんな組織の総会でも、まずは出席者、委任状の数を読み上げて、総会の決議が成立することを確認します。
そして議長選出。
これがちょっとオカシイ。
私が参加したことのあるどんな総会でも、はじめに司会が
「どなたか議長を引き受けてくれる方はいらっしゃいませんでしょうか?」
と聞きます。
このセリフは、その場で議長を受ける人なんていないことはわかってるけど、一応、民主的に進めるためには必要なセリフでしょう。
結局、誰も手を上げる人がいないから、
「では予めこちらでお願いした方でよろしいでしょうか?」
と聞き、
「異議なし」
で初めて運営側が頼んだ人が議長になります。
ところが、府Pの総会ではこの問い合わせがなく、いきなり
「会則第○条に基づき、議長の○○さんお願いします」
と言って、指名された副会長が議長席に座ります。
これにはちょっと強引やな、と思う。
果たして初めから中立的な議事進行をする気があったのかどうか、ちょっと疑問。
結果的に運営側が選んだ人が議長になったとしても、立候補する機会すらないのはどうかと。
そもそも総会の資料に会則付いてないし、見たことないし。
一応、市の事務局に府Pの会則が保管されてないかどうかを確かめてもらおう。
そして議案の説明に入る前に、議長から注意事項が。
真ん中の代議員席は代議員のみがお座りになり、代議員でない方はお座りにならないよう願います。
1議案につき質問は一人2つまでです。
会場が使える時間が限られてるので、スムーズな議事進行にご協力願います。
これは過去に代議員じゃない人が入ってゴチャゴチャしたことがあるんだな、ということがうかがい知れる。
でも、これ以上におかしいと思うところも。
まずは上の写真にあるように、日の丸。
私は日の丸や君が代に反対する気はこれっぽっちもないけど、府PTAの総会というシチュエーションには違和感を感じる。
もちろん起立しましたよ。
ただ君が代って歌うの難しいのできっちり歌えないけど。
これは単に私の歌唱力の問題で、思想的なところは全くありません。
そして、さらには府Pの歌っちゅーもんがあって、これも全員で歌う。
PTAの歌ってなんやねん?!
これはおかしいやろ。
しかも、この府Pの歌を歌える人が多い!
ここにちょっと胡散臭さを感じる。
議案は活動計画案と予算案の審議。
別に議事進行を止めるつもりはないので、ここでの質問は止めておいた。
あ、そうそう、採決の方法も警戒感があった。
採決は挙手でします。
「賛成の方」、「反対の方」と言うていきますが、挙手させるのに票数を数えてる様子がない。
なのに、まるで拍手で採決したごとく、「賛成多数で可決されました」と言うのは突っ込みどころ満載やな。
しかし、このまま帰る訳にはいきません。
会長さんにちょっと時間を頂いて、市町村PTAと府Pや日Pとの関わりについて、その関わりが単位PTAにどのようなメリットがあるのか説明ができるよう教えてください、とお願いしておきました。
ただ、府Pも日Pの動きには問題を感じてるみたい。
全国から日Pに集まった震災義援金のうち未だ1/3しか被災地に届けられておらず、残りをどうするか、いつ届けるかについてはうやむやにされてるらしい。
日Pと単位PTAとの関係について興味深いことをお聞きしましたが、ここで書くのは控えておこう。
今回府P総会に出席してみて、府Pは子ども総合団体保険の窓口になっていて、個人で入るより保険料の優遇は受けられてるのかも、ということはわかりました。
ただ、組織としての思想は、どことなく昭和の頃の高度成長時代の色の付いた感じが残ってるようにも思う。
組織を変えるには、やっぱり中に入ってやらないと無理だな。。。
このへんの様子は、次の連P役員会で伝えよう。