東京モーターショー2017へ行く

クルマ

今回も行ってきました、東京モーターショー。

平日の朝10:30頃に東京ビッグサイトに着くと、入場ゲートから長くて太い列がずらーっと出来ていてちょっとビビる。

チケットは新橋駅でゆりかもめ1日乗車券とセットで買ってたので助かった。

時節柄、入場ゲート手前のTMSの看板の下あたりで手荷物検査があり、それで混雑に拍車をかけているみたい。

手荷物検査と言っても、かばんの中身を見せるだけですが。

今回の東京モーターショーは今までとは違い、漠然と出展車を見に行くというよりは、次の車選びのための下見的な要素が多いので、見たい車を狙って行くという感じ。

個人的に一番気になっていたマツダ。
12月に発売されるCX-8はまだディーラーに入って来ていないのですが、展示されてる実車をチェック。

気になる3列目を見てみると、決して広々とはいかないまでも5ナンバーミニバンくらいそこそこ使える広さで、これはアリやな。

どの車に乗ってもたいてい狭くなる私が2列目に乗り、そのポジションのまま真後ろの3列目に座ってみても少しすき間がありシートを膝で押すこともないので、標準体型の人なら十分使えるかと。

深化した魂動デザインという”MAZDA VISION COUPE”

前回の東京モーターショーで出展されてたロータリークーペスタイルのRX-VISIONを4ドアクーペにして、レシプロエンジンを載せれるようなスタイルにしたみたいな。

ターンテーブルで回ってるのを見てるとカッコいい。

リアのデザインは、前回のRX-VISIONと同じくアメリカンマッチョな雰囲気がありますが、このハイマウントストップランプとウインカーの点灯の仕方がいい。

最近のアウディやレクサスでは、昔の大型車で流行った流れるウインカーみたいなセンスのない光り方をしてますが、このVISION COUPEのような「パッと点いてじわーっと消える」点き方はカッコいい。

コンセプトモデルの「魁」(KAI)。

これ、カッコ良すぎてこのまま次期アクセラになったら買ってしまうかも。

現行BMアクセラスポーツのリアは若干アルファロメオ・ジュリエッタのような雰囲気がありますが、この車のリアデザインは、ますますアルファロメオっぽくなったり。

こっちの方が、今の魂動デザインを深化させたような気もする。

次に狙って行ったのはメルセデス。

S560ロングの展示車に付いてた20インチのAMGホイールがいいなぁと。

これ、もしかして近々オプション設定されるAMGラインプラスに付くやつじゃないかい?

電気自動車ではBMWに先を行かれているメルセデスですが、EV専用ブランドEQのコンセプトモデル、EQAが展示されていた。

名前からするとAクラス相当になるのかな?

細いラインLEDを立体的にくるくると巻いたようなテールランプは、奥行きが出ていいですね。

メルセデスといえばやはりF1マシンも展示。

今どきのF1マシンのフロントウイングは、えげつないぐらい複雑な形をしてる。

ギャルソンのエアロか!とひとりでツッコむ。

最近、F1中継がなくなったこともあり全然見てなかったのですが、セナプロ時代のF1マシンとは隔世の感がありますな。

スリップストリームに入ったら、こんな感じで見えるのかな?

2016年コンストラクターズチャンピオンのトロフィーも。

こんなに近くで見たことはなかったのですが、年ごとのチャンピオンチームのエンブレムが埋め込まれてるんですね。

中は金色に光ってる。

もう1台、狙って見に行ったのが、BMW Z4。

触ってみたかったけど、触らせてもらえず見るだけ。

実は、電動ハードトップのオープンカーが欲しいなぁと思っていてZ4も候補に入ってるんですが、このボディーのデザインやフードの切り方を見るとハードトップではないかも。

エクステリアやインテリアのデザインがいかにもBMWっぽくていいんですが、これで幌はないよな~。

狙って見たかった車はこれくらいで、あとは適当に流し見ていく。

新型レクサスLS500に座ってみたら、クーペスタイルとか言って天井を低くしたせいなのか、座高が高い私は前でも後ろでも頭が天井に触れてしまう。

電気シェーバーみたいなレクサスグリルもいただけない。

ルノー傘下の日産はめぼしい発売予定の新型車はなかったんですが、ケチが付いている車よりも、AIを駆使して作られたというコンパニオンが気になってしょうがない。

これ、モロに不気味の谷にハマってるし。

AIなので「あい」という名前らしいけど、むしろ不気味の谷の谷さんにした方がいいんじゃないかと思ったり。

動画で見た方が違和感が伝わるかと。

ホンダのブースではレジェンドが展示されていましたが、テールランプがBMWかと思った。

ホンダは車よりバイクの方が盛り上がってるようで、日本製に戻ったカブや125ccになったモンキーはもちろん・・・

生産中止になったゴールドウイングが、新しくなって来年復活するらしい。

エンジンは変わらず1800cc水平対向6気筒。

トランクは若干小さくなったかも。

個人的には、トランクのないF6Bの後継車がいい。

来年春にアメリカで発売された後、日本でも出るんだとか

ホントに欲しかったのはF6Bじゃなく、パニアケースなしのF6Cだったんですが、F6Cの新型が出るという話はないらしい。

ヤマハも大型クルーザー”Star Venture”を出していた。

アメリカで発売されるのは決まってるけれど、日本は排ガス規制の関係でまだ発売予定がないんだとか。

4灯ライトとインテークがいい。

このクラスになると、バイクでもオーディオ付きだな。

トリシティみたいな前2輪の3輪バイク、NIKEN。

フロント2輪の間隔がそこそこ開いていて、フロントカウルのとんがったデザインと相まって、なんだかサンダーバード2号っぽく見えたりして。

これもアメリカのYAMAHAのサイトでは発表されていますが、”NIKEN”というのは「二剣」ということらしい。

引用元:https://www.yamahamotorsports.com/

トヨタへ行くと、発表されたばかりの新型クラウンも。

全長がすごく長くなってますが、クラウンは全幅1800mmを超えらえない呪縛からは抜けられない。

トヨタはクラウンユーザーの平均年齢が70歳を超えてるので若返りを図りたいと言うけれど、400万500万円出すんならクラウンではないよな。

若返りはゼロクラウンの時から言われてたのに未だ成し得ていないというのは、おそらく若返りを図ること自体無理なんじゃないかと。

クラウンの名前を残すために若い人に買わせる、というロジック自体が矛盾してるし。

同じ車でもクラウンという名前だけで年寄りくさいイメージがあるし、同じ車でも別の名前にしたらもっと売れたりして。

トヨタ、ひいては日本の自動車史におけるクラウンの功績はわかるけれど、名前を残すのが果たしていいのかどうか考えてみてもいい時期かもしれない。

コンセプトモデルのGR HV SPORTS

86のタルガトップモデルでも出すん?みたいな。

それにしても、最近のトヨタ車に多いデビルマンの目みたいな下へとんがるデザインってどうなん?

今回はスズキのブースが、えらい気合いが入ってた。

向かいのホンダより派手でしたが、鈴木社長の最期の花火にならなければいいけど。

モーターショーでは、完成車メーカー以外にも部品メーカーも出展しています。

華があるのはやはり電装品関係ですが、私が注目したのは足回り。

炭素繊維を使ったCFRPの自動車への展開が増えていますが、今はボンネットなどの外装パネルやフレームの補強に使われる用途が多い。

そんな中、CFRP製の板バネに目が留まる。

片手で持てるほど軽量な板バネ。

CFRP製のコイルスプリングも。

鉄製のバネの半分以下の重量は、足回りの軽量化に役立つでしょう。

CFRPの特性を生かすには外装パネルなんかに使うより、常に力が掛かっている部位に使うべきですが、特に日本の自動車メーカーはCFRP化は消極的。

このブースの人に「ヨーロッパのメーカーは積極的だけど、日本の自動車メーカーは採用してくれないでしょ?」と聞いてみたら「よくご存知で」だって。

もうひとつ面白かったのが、日本精工のフレックスコーナーモジュールコンセプト

ホイール内にモーターを備え、4本のシャフトが有機的に動いて操舵するシステムは見ていて飽きない。

動画で見た方がわかりやすいので。

毎度毎度見どころ満載の東京モーターショーでした。

クルマ

Posted by 管理人