大型二輪免許取得記 【Vol.17】1段階14時限目 実車
2014年10月8日(水)
いよいよ1段階のみきわめ。
朝一から関東へ出張して、サッと仕事を済ませたあとサッと新幹線に乗り帰阪。
その足で教習所へ直行。
今日は皆既月食で、教習前の休み時間にはちょうど月が欠け始めており、教官や教習生たちは月を見上げてる。
教官に
今日みきわめなんですけど、縁起がいいのか悪いのか?
と話したところ、
「滅多に見れるもんじゃないのでいいんでしょう」
と慰めていただく。
それって、滅多に起こらないことが起こってしまうということなんじゃない?
ははは、ネガティブに考えてしまったよ。
前回、スラロームは克服したものの得意だった一本橋で不安が出てしまい、なおかつ、クラッチがつながる位置が遠くて、半クラの範囲が狭くピーキーなせいで、すんごく扱いにくかった64号車に今回も当たってしまい、果たして無事みきわめにウカるんだろうか。。。
いつものように慣らし走行の後、クランク&坂道発進へ。
坂道発進では少々クラッチが遠くてもエンジンのトルクで難なく上がれますが、案の定、半クラで速度コントロールが必要なクランクで苦しめられる。
トルクを掛けようとクラッチレバーを離してもなかなか半クラにならず、ピーキーなのでクラッチが急につながってしまって前へ飛び出し、それを抑えようとクラッチを握るとトルクが抜けてしまうというギクシャクした動きに。
そこで、半クラ位置でクラッチを動かさずに、エンストしないようにエンジンを吹かし気味で常にトルクが掛かるようにして、速度コントロールはリアブレーキで調整する作戦に。
これでようやく安定してクランクを抜けられるように。
不安の一本橋も、リアブレーキ引きずり作戦でスピードのコントロールをしたところ、一度も落ちずにクリアできるように。
何回か一歩橋を渡っていて、前回ウマくいかなかった原因がわかってきた。
それは、座る位置が少しタンクから遠目だったせいで腕がピンと伸びきってしまい、小刻みにハンドルを振ったバランス取りが出来ていなかった。
そこで、タンクにくっつくようにして腕が軽く曲がるようにしたところ、難なくバランスが取れるように。
タンクに近くないとニーグリップもしっかり出来ないしね。
バランスが取れるようになると、一本橋に後輪が上がってからクラッチをほとんど切ったまま、リアブレーキで徐々にスピードを殺して抜けられるようになり、クラッチが扱いにくい問題も大丈夫。
スラロームは前回のアドバイスの通り、ハンドルを切るタイミングさえ間違えなければ全ターンでアクセルを開けられ、リズム良く抜けてタイムもクリア。
教官から
「みきわめはOKなので、残り時間でどこか重点的に練習しておきたいところはありますか?」
と言われたので、一本橋を練習しておくことに。
上半身を少し前傾にして、腕を軽く曲げてバランスを取るとコンスタントに11秒で渡れて、落ちることもなし。
教習後に免許証を確認されて、無事1段階修了。
教官からアドバイス
「だいぶ安定して走れるようになってるので、さらに確実性を上げていきましょう。検定は緊張する上に一発勝負なので、普段失敗しない人でも失敗することがあります」