日豊本線の秘境駅『宗太郎駅』へ行く@大分
日豊本線の重岡駅へ行った後(記事)、隣の『宗太郎駅』にも行ってみることに。
重岡駅から車がほとんど走ってない国道10号線を南下し、脇道に外れると佐伯コミュニティバスの宗太郎バス停が。
デマンド方式で予約必須。
宗太郎駅は、このバス停の前を鋭角にUターンするように坂を上がっていく。
坂を上ると目の前に民家が出てきたので、これ以上行ったらまずいのかな?と思い、手前を右へ上がっていくと、どうもこちらではなかったみたい。
ここで車を止めてホームへ。
すぐ787系にちりんが通過しましたが、線路と同じ高さから見ると迫力満点。
上から中を覗いてみると、地下水なのか湧き水なのかよくわかりませんが、大丈夫な水なんですかね?
駅舎はありませんが、かつて建物があったと思しき跡が残っており・・・
運賃箱と運賃表だけがぽつんと立ってる。
雨ざらしでサビサビの運賃箱ですが、ここへ入場券代を入れても大丈夫なのかね?
どうも宗太郎駅は民家の方へ行くのが正解だったみたいなので、”駅前広場”へ行ってみる。
時刻表を見ると、延岡方面は1日1本6:54発だけ。
大分方面は1日2本で、始発6:39の次は最終20:35で14時間待ち。
『宗太郎 信号継電器室』『日豊本線自動信号装置新設(大分宮崎間C.T.C.設備)』と書いてあり、信号関係の重要な設備みたい。
空調配管と電気配線の被覆が劣化してむき出しになっており、かなり危なそう。
定期列車は1日1本しか発着しないホームに、ななつ星の号車案内がある。
宗太郎駅は2面2線構造で、列車交換ができるようになっている。
2番線ホームは跨線橋に近い部分のみ舗装されていて、ベンチへ行こうとするとホームが雑草で覆われてしまっており・・・
しかも、けものみち化した部分はぐちょぐちょにぬかるんでいて、ホームの端の端のコンクリート部分を歩かねばなりません。
ベンチには3方壁と庇がありますが、石が大量に置かれていて座ることはできない。
訪問記念と書かれてる石が多いけど、線路のバラストのような角ばった石も。
そんな宗太郎駅ですが、隣の重岡駅とともに「重岡宗太郎」と人の名前みたいになる隣駅として昔っから有名でした。
いつ廃止されてもおかしくない秘境駅ですが、信号場としての役割があるんですかね。