大雄山最乗寺 道了尊へ行く ~その6~
天狗様のパワーを授かりありがた~い気分でほっこりしたはいいけれど、帰りのバスの時間が迫っていることに気が付き、慌てて境内を出る。
案内板には、瑠璃門からバス停まで10分って書いてあるんですが、瑠璃門を出て階段を下りる時には、バスの時間まであと7分しかない。
仕事のあとに訪問したので革靴で仕事カバンを持って石畳の階段を駆け下りるのは、足をひねる危険と隣り合わせ(汗)
ただ、途中どうしても立ち寄りたいところがあるので行ってみる。
大雄山を開山した了庵慧明禅師が、この石の上で座禅したらしい。
そして、この座禅石に手をかざすと、霊感のある人は手が赤くなるんだとか。
私は霊感が全くないことを自負してますが、やっぱり手は白いまま(^_^;)
時間がないので十数秒しかかざしてないけど。
この時点でバスの発車時刻まで3分を切っているので、さっきよりもさらに本気で石段を駆け下ります。
バス停から上がって来た時の様子がわかるように、ところどころ立ち止まり、振り返って写真を撮りながら。
もうこの辺では、まるでトレイルランしてるみたいに階段を飛ばして走っていく。
すると、遠くでバスがやって来るのが見えたので、さらにペースアップ。
もし誰かが杉林の中を駆けてる私の姿を見たら、天狗と間違えるんじゃないかと思うくらい。
天狗のパワーってこういうことか?!
そんな天狗様のパワーのおかげで、なんとかバスに間に合った!
道了尊へ行く時には滞在時間を10分でもかせげるんだったらと大雄山駅からタクシーで境内まで行きましたが、最後の最後、これが効果があった訳で。
道了様、ありがとうございます!
乗客は私の他におじさん一人。
バスの中では持参の扇子をあおいで、汗を落ち着かせる。
わしゃ天狗か!
と自分で自分にツッコんでしまうくらい。
道了尊の御利益があって事がうまく進んでも、自分自身は天狗にならないように気を付けないといけませんね。