DUCATI スクランブラーを借りてツーリング
連休中、天気がいいので、バイクを借りてツーリング。
今回の足はDUCATI、スクランブラーアイコン!
大型免許取って3回目のバイクは初の外車。
イタリア車は日本車にはない雰囲気で、特にナンバープレートがリアアームに付いており、知らない人が見たら「いちびって変なところにナンバー移動させとるわ」と思われそう。
オンロードとオフロードが融合したクラシカルなデザイン。
803cc空冷L型2気筒エンジンのカバーにはコンロッドのようなデザインが入り、排水トラップのようにねじまがった集合管もいい。
原付以外の空冷エンジンに初めて乗ったけど、確かに熱い。
タペット音が大きくて、アクセルを戻すと「ヒューン」という音と、「ボンボン・・・ボン」と生ガスが燃えてる音がするところは、メカ好きには心地いい。
ヘッドライトの周囲にはLEDのリングライトが付いてるんですが、エンジンONでヘッドライトが点灯するので、せっかくのLEDリングが目立たない。
ハンドルの幅が広くグリップ位置が少し高め。
スマホケースは自前。
液晶の単眼メーターは、キーをONにするとデジタルのスピードメーターがテケテケテケ・・・っと300km/hまで増えて、0km/hに戻る。
メーターの下半分、半円状にタコメーターがゲージになってますが、これはちょっと見にくい。
ウインカースイッチも指示器を出した時の指ごたえがないので、ウインカーが出てるのか出てないのかがわかりにくく、いちいちメーターで確認せなあきません。
キルスイッチの下に隠れたセルボタンはかっこいい。
ガソリンタンクに5分以上のアイドリングは厳禁と注意書きが貼られているのですが、空冷エンジンだからしょうがないとはいえ、渋滞にハマったらエンジン切らなあかんのかい?
803ccのエンジンは2000回転より下はスカスカで全く使えないけれど、しっかり回してやればトルクが厚くなる。
1速と2速のギア比が少し遠いので、ちょっと広い交差点の右折でもシフトアップしなければならないくらい。
でも、2速で3000~6000回転まで使えるので、街中では2速で十分。
2速から上はギアが近く、6速100km/hで4200回転ぐらい。
エンジンからの振動が激しいので、半日乗ると結構疲れる。
バイク屋の方に聞いたら、この振動はイタリア車にありがちで、振動がひどすぎて1か月でボルトが外れたり、リアブレーキのリザーブタンクのキャップがなくなったんだとか。
800ccでありながら車重が186kgしかなく全長も短いので、取り回しはすごく楽チン。
コーナーリングも軽快で、ヘタっぴな私でもコーナーで振りやすい。
それに、DUCATIはやっぱり目立つのか、PAや道の駅でバイクを止めると結構視線を感じる。
ニュートラルから1速に入りにくいとか、高速で巡航中にいきなりギアが抜けたり、エンジンを掛けようとしたらセルが回らなかったり、バッテリーの容量が小さいのかセルを回しても力が弱くちょっとエンジンが掛かるまで重たかったり、日本車にはないクセが外車っぽい。
(セルが回らなかった時は一度キーをOFFにして、再度ONにするとセルは回ってくれた)
ただ、エンジンの振動とか、周囲の視線とか、特有のクセなどはむしろ面白く、こうして外車にハマっていくんだろうな、と思ったり。
今回、約250km走って9.88L。燃費は25km/h。
燃費が意外と良かったのにはビックリ。
バイクを返した時はもう乗らないと思ったけど、ちょっと時間が経つと、また乗りたくなってきたりして。