大型二輪免許取得記 【Vol.32】学科
2014年10月22日(水)
セット教習の2コマ目は学科。
1コマ目のシミュレーターで印象に残った場面を各自1つ挙げる。
私は路肩に止まってるトラックの横を抜ける時に、運転席のドアが開いた場面。
だってこれ、バイク側が一番避けられないでしょ?
いくら徐行してもタイミングが合ってしまえば、開いたドアにヒットしてしまうし。
これ、プロジェクトAで路地を自転車で逃げるジャッキーが小窓をノックして、中の人が小窓を開けると追いかけてきた悪党が激突するシーンと同じじゃないか!
二輪車と四輪車との事故で最も多いのが右折車と直進車との事故で、いわゆる”右直事故”。
名前が付いてるぐらい多いらしく、右直事故のうち直進側が二輪車の割合はどれくらいでしょう?と聞かれ7割と答えたんですが、実は9割を超えるんだとか。
他にもいろんな事故のケースがありましたが、総じて二輪車はナメられがちというのもよくわかる。
あとは二輪車の二人乗りに関する決まりの説明があり、この学科の時間で話しておくべきことは全て終わったみたい。
でも、まだ20分ほど時間があるので、教習に関すること以外のことでもOKな、ざっくばらんな質問タイムに。
そこで、
最近、ABS付きのバイクが増えてきたけど、バイクのABSの効果ってどんなもんですか?
と質問してみた。
数年前に某S社が半日コースを貸し切ってABS搭載車の体験会をしたそうで、どれだけ思いっきりブレーキを掛けてもロックはしないけど、ちょっとでもハンドルを切ったり、ちょっとでもバイクを傾けてはいけないらしい。
タイヤがロックをしないので、ロックすることで滑ってしまうことはないけれど、急制動しながら曲がろうとしたらタイヤが横滑りしてしまうんだとか。
四輪と違って二輪は、たとえABSが付いてたとしても急制動中に方向は変えられないので、そこを勘違いしないようにさえすればABSの効果はあるとのこと。
普通に減速中に、濡れたマンホールでタイヤがロックして滑ってしまうようなことはないみたい。
二輪は生身の体を出していてちょっとした事故でもケガをしやすいので、お金で解決できることはやっておいた方がいいだろう。