近鉄特急で橿原神宮前にタッチして藤井寺へ
先日、藤井寺へ行く用事があったんですが、大阪阿部野橋から準急に乗ってまっすぐ行くのも面白くないし、直接行くとちょっと時間を持て余す感じだったので、今まで乗ったことのなかった近鉄南大阪線の特急に乗り鉄して橿原神宮前まで行き、藤井寺へ戻ることに。
まずは近鉄特急のホームページで、チケットレスの特急券を買います。
乗車券はモバイルSuicaで。
櫛形ホームで行き止まりになっている大阪阿部野橋駅の6番線へ。
吉野山金峯山寺の特別ご開帳の高札も。
1977年製の16000系(16009F)は、塗装こそ新しくなりましたが昔の近鉄特急を体験できる。
狭軌の南大阪線用の一回り小さい車体。
現在16000系は4編成8両が在籍してますが、定期運用されているのはこの16009Fのみなので貴重な存在。
運転台と逆側に行先を表示するスタイルも、近鉄特急らしさがあっていい。
ドアは内側に折れるので、ドアが通る場所にロープと床の色を変えてある。
元々はデッキはなかったのですが、その後の改造でデッキが新設されました。
デッキと客室を隔てるドアは両開きの自動ドアですが、自動ドアとは思えないような大きなにぎり棒が付いてます。
シートは一度取り換えられているようですが、それでも今見ると懐かしさがあり、座面にコシのないフカフカの座り心地。
リクライニングさせると座面が前にスライドするタイプ。
昔の0系新幹線のリクライニングシートも同じような動きだった。
リクライニングさせるツマミが肘掛けに付いてますが、今は見ないような形状。
8:10、大阪阿部野橋駅を発車すると、だんだん高いビルが減っていく。
吉野へ向けて発車する2両編成の特急をお見送り。
橿原神宮前から藤井寺へ戻りますが、ICではなくあえて切符を買う。
昭和40年代に製造された6020系は「ザ・近鉄」といった外観。
ポン付け感のある方向幕がいい。
車内は何度か更新されています。
橿原神宮前を発車したときには空いてましたが、徐々に乗客は増え混雑してくる。
準急は藤井寺まで各駅に停まり、9:53に到着。
ちょうどいい時間に着きました。
近鉄に乗ると毎回、レールの継ぎ目を超える時のジョイント音が他社とは違う独特の音色なところに癒されてます。