世界遺産『日光の社寺』へ行く ~その5~ 日光東照宮・薬師堂の鳴龍&宝物殿
日光東照宮の御本社で参拝したあとは、陽明門から階段を下り脇へ入ったところにある薬師堂(本地堂)へ。
ここも金色に輝き、精巧で豪華絢爛な装飾が施されている。
階段下の下足で靴を脱ぎ中へ入ると、ある程度の拝観者が集まるまで待つことに。
20人ほど集まると回廊の入口が開けられ、僧侶による説明を聞きながら奥へ。
内部は撮影禁止なのですが、お堂に入ると御本尊の薬師如来や十二神将などが安置され、天井には大きな龍が描かれています。
僧侶がお堂の中で拍子木を打つと拍子木の音しかしませんが、天井の龍の頭の下で拍子木を打つと拍子木の音とともに「キーーン」という反響音が聞こえ、まるで龍の鳴き声のようなので「鳴龍(なきりゅう)」というらしい。
「なきりゅう」と聞いて、昔の麻雀漫画「哭きの竜(なきのりゅう)」を思い出したのはここだけの話。
帰り際に干支のお守りと、穴が開いておらず縁起がいいとされる世界文化遺産二十周年登録記念限定の金龍鈴守を買うことに。
一生もののお守りで、返さなくてもいいそうなので。
日光東照宮の収蔵品や資料などが公開されています。
入館料が掛かりますが、今回は東照宮拝観券と宝物館のセット券で入館。
展示室内部は撮影禁止でしたが、展示品の「東照公御遺訓」がなんか刺さったのでメモって帰ることに。
その内容は・・・
東照公御遺訓
人の一生は重荷を負て遠き道をゆくが如し
いそぐべからず 不自由を常とおもへば不足なし
こころに望おこらば困窮したる時を思ひ出すべし
堪忍は無事長久の基 いかりは敵とおもへ
勝事ばかり知りてまくる事をしらざれば害其身にいたる
おのれを責めて人をせむるな 及ばざるは過たるよりまざれり
展示室を出ると少し疲れたしお腹も空いたので、1Fにある上島珈琲店で休憩することに。
燻製ベーコンのクラブハウスサンドセット。税込1,360円也。
燻製ベーコンの風味が効いてウマい。
上島珈琲店のカツサンド。1,290円也。
カツとソースとキャベツのバランスがよく、粒マスタードがアクセントになってこれもウマい。
セットドリンクはホットコーヒー。
ひとつは+120円でLサイズにしましたが、思ったよりデカくてビックリ!
腹ごしらえをして休憩もできたし、東照宮を後にします。
世界遺産「日光の社寺」はあとひとつ、二荒山神社もありますが、今回は立ち寄る時間もなくなってきたので次の機会に。
帰りは石階段の参道ではなく坂道の方を下ってみると、思ってたよりも傾斜が急で、これを上っていくのも結構しんどそう。
今回、日光東照宮の石鳥居をくぐって境内を拝観し、再度石鳥居を出るまで1時間10分。
その後、宝物館を見学して休憩&腹ごしらえをして、坂を下り切るまで1時間10分。
神橋バス停から輪王寺三仏堂を出るまで約30分だったので、合わせて3時間弱かかりました。
今回は東照宮奥宮拝殿や二荒山神社には行ってないので、これらも行こうとするとあと1時間以上はかかるかも。