引越しの見積りを取る
以前、引越しをすることが決まっているので子供を越境入学させたことを書きましたが、とうとうその引越しのため、業者を呼んで見積りを取ることに。
「引越し」という商品はなかなか不透明なもので、値段は見積ってもらわないとわからないし、質も当日の作業員で変わってしまい、本当にうまくいくかは運次第、みたいなところがあります。
巷にある引越しマニュアルみたいなものには見積りは3社から取るようにとあるけれど、そんな面倒なことをしたくなかったし、かといって1社だけで取るのも良くないので、2社から見積りを取ることにしました。
1社目は、結婚した時に今の家に越して来る為に使ったS社。
コマーシャルでは「サ○イ、安い、仕事きっちり」のキャッチコピーで有名なところ。
ここは以前利用した時に不満な点はなかったので、今回も呼んでみました。
一応本命。
もう1社はアリのマークのH社。
ここはあまり悪い評判は聞かないので、内容次第ではいいかな、と思います。
こちらは対抗馬。
ちなみに今回の予算は、5万円以内なら万歳。
何とか6万円以内に収めたい、7万円は高い、という設定。
まずはH社に来てもらいます。
朝9時30分~10時までのアポイントでしたが、9時30分前に「10分程遅れます」と電話がありました。
でも、セールスマンが来たのは9時40分頃で、アポイントの時間には遅れていません。
どうやらさっきの電話は「9時30分から10分遅れる」ということのようです。
9時30分~10時のアポイントでも、客の心理としては「9時30分」という意識があるので、いくらアポの時間内とはいえ9時30分を過ぎたら「遅い」と思われます。
この電話はかなり好印象でした。
早速、見積り開始。
一応、押し入れや天袋もチェックして、オプションはエアコンの移設と大型ゴミ(机)の処分を頼んだら、「料金表の通りに行くと12万6千円です」とのこと。
「こんなの話にならん!」
と、言うと、「ここからですよ~」と電卓を叩き始めます。
「7万8千円です」
おいおい、いきなり安くなったな・・・
それでも渋い顔。
「6万2千円ではどうですか?」
すでに最初の半額。
それでも「ん~・・・」
「では、5万5千円」
内心これでもいいかな?と思ったけど、さらに粘る。
また電卓を叩いて
「じゃあオプションと消費税も全部込みで5万円で!」
「決めた!」と出掛かったけど、一応この後に本命の見積りがあるので、返事は後からすると言って一旦保留。
ここは100%自社スタッフで日雇いや短期バイトは使っていないことを強く推していました。
一般的にタンスの中身は入ったままで運ぶらしいけど、ここはタンスが歪むといけないので、基本的に中身は出して運ぶそうです。
なかなかの好印象。
次に本命のS社。
先にH社から見積りを取った旨は一切言わないでおきます。
アポイントは午後1時30分~2時の間。
営業氏からは2時直前に電話があり、10分遅れますとのこと。
H社で印象良かった分、すでにこの時点でマイナスポイント。
2時10分にやって来て、早速見積り。
しかしH社の営業氏とは違い、押入れは見ないし何も質問もなく黙々と紙に付けているだけ。
コイツちゃんと見てんのか?と思わせるくらい。
ひとまず「14万5千円です」と提示がありますが、すぐに電卓を叩きます。
なんだかんだで、結局「6万3千円」。
ここで予算を聞かれたので、印象悪いのも手伝って「5万以内」とふっかけてやりました。
すると携帯で電話を掛け何やら話をしながら電卓を叩いてます。
しかし、「大安ということもあって、やはりこれが限界です」との返事。
コマーシャルは偽りだな、と思いながらもうここはいいや、という気分もあり交渉中止。
で、結局アリさんマークのH社に決めました。
税込5万なので、税抜約4万7千円、オプション分を差し引くと
正味の引越し代金は3万円強ということに。
もしかすると引越しは、業者のその日の込み具合で値段が決まるのかも?