「大日本人」の面白さ
『真夜中の中』(関西ローカルのラジオ)の時からダウンタウンフリークの嫁さんと私。
これは観ないわけにはいかないでしょう。
小さい子どもが居てるのでなかなか観にいけなかったのですが、ようやく週末に嫁さんの実家に子どもたちを預け、レイトショーに行ったのでした。
感想は・・・
おもろすぎ!
しかし、これは松本人志のシュールな笑いのセンスを理解していればの話。
たぶん、普通の人は「???」と思うでしょう。決して万人ウケする映画ではありません。
ドキュメンタリータッチで始まった前半はどうやってオチに持っていくのかとハラハラしてましたが、実写になってから以降、涙を流して大爆笑しました。
実写になって「なんでCGじゃないの?」とか「もしかしてCGにする時間がなかった?」と思ってるようでは、監督の笑いを理解してません。勉強しなおしましょう。
もし最後までCGが使われていたなら、この映画は面白くありません。あそこで実写にすることで、長~いネタ振りが生きてくるのです。
実際、爆笑してたのは私と嫁さんだけ。何人かはクスクスと笑ってましたが、大抵の人はキョトンとしてたように思います。
感覚的なことなのでなかなか表現しにくいのですが、この映画のツボは「大阪の痛さ」が面白いのと共通していると思います。
「人志のオカン」が面白いのと同じです。
私が小さい頃にも近所に居たんですよ、痛すぎて面白いおっさんが。
なので、「大阪の痛さ」がわからない人は、何のこっちゃわからないと思います。
まあマニアックなファンが多いのでいいように取ってくれるとは思いますが、決してどこかの映画祭でウケるようなものではないでしょう。
これからも「商業映画」の枠に囚われない作品を期待してます。
エンドロールの一番最後、「大崎 洋」の名前でウケたのは、たぶん私だけではないかと・・・
いずれにせよ、もう一度見たいです。