日本の道はここから始まる?!『日本橋』@東京
子どもの夏休みの宿題に史跡や文化財を訪問してレポートにまとめよ、というものがあり、そのネタとして日本橋へ連れて行けと言われ行ってみた。
日本橋は1603年に江戸幕府により最初の橋が架けられ、その後幾度と焼失などで架け替えられ、今の橋は1911年に架けられたもので、1999年に国の重要文化財に指定される。
最近はネットで写真をパクってくるようなことが往々にあるせいか、その場所へ行った証拠に本人が写った写真も必要なんだとか。
獅子や麒麟の装飾がなされ重厚感さえ漂う立派な造りの日本橋ですが、真上に首都高の高架が塞いでいて景観が台無しに。
日本橋の下を流れるのは『日本橋川』。
川に架かる橋の名前の付いた川という、「鶏が先か卵が先か」みたいなループに陥りそうな名前。
反対側の柱には 『にほんばし』 とひらがなで書かれている。
大阪にある日本橋は「にっぽんばし」。
日本橋といえばもうひとつ、道路元標もおさえておかねばなりません。
橋のたもとにある『元標の広場』には・・・
日本の道路の起点、日本国道路元標がある。
と言っても、これはレプリカで、本物の道路元標は・・・
日本橋の道路の真ん中に埋め込まれている。
日本橋を起点に、南へ国道1号、15号、20号が、北へ国道4号、6号、14号、17号が伸びている。
元標の広場には、道路元標の説明もありますが、英語の方のタイトル、”Zero Milestone in Japan” がカッコいい。
ここから主要都市への距離が記されています。
大阪市まで550km、鹿児島市まで1,469km。
北へ向かうと、青森市まで736km、札幌市まで1,156km。
kmを漢字で『粁』と書かれているところが、重みがあっていい。
キロ(10の3乗)=「千」と、メートル=「米」を合わせて『粁』という字になっている。
この元標の広場には、日本国道路元標の他に、東京市道路元標も設置されている。
東京市道路元標の方が立派じゃないの?というのは、言わないでおこう。
何事も、見た目で判断してはいけませぬ(笑)