日本で二番目に短い鉄道 紀州鉄道 その1からのつづき
和歌山県御坊市を走るローカル私鉄、紀州鉄道。
西御坊駅で長い発車待ちの間に、現役の気動車KR205を見てみます。
この車両、元は信楽高原鐡道で走っていたSKR205ですが、私も信楽時代に乗ってました。
形式名のSKRは信楽高原鐡道の”Shigaraki Kohgen Railway”から取ったようですが・・・
紀州鉄道へ譲渡され”Kishu Railway”からKR205となり、いらなくなった頭文字のSはというと、ボディー同色で塗り潰して消すという。
いまいち消えきれてないところが愛嬌があっていい。
車内の銘板は作り直されたようで。
信楽時代の検査表記は塗りつぶされ、ラベルライターで貼り付け。
2012年に来た時は、北条鉄道から譲渡されたバスっぽい見た目のキテツ-1が現役でしたが、今では廃車され有田川鉄道公園に展示されているという。
西御坊駅のホームは、キテツ1形の乗降口に合わせてかさ上げされ黄線が敷かれていますが、全長の長いKR205の乗降口には位置が合わなくなってしまったようで。
折戸の乗降口には広めのステップ。
車体には、和歌山県のキャラクター「きいちゃん」と「宮子姫」のイラストが描かれる。
運転台はツーハンドル式。
運転台の乗降扉にはタブレットホルダーが掛かっていた。
スタフ閉塞の紀州鉄道線は列車交換設備がないのでこんな大きなホルダーは要らないはずですが、入れ物としてわかりやすくていいのかも。
運転台には、1日分の行路表がささっている。
座席はロングシート。
訪問した日はちょうどクリスマスのイベントをやっていて・・・
車内にはクリスマスの飾りつけがたくさん。
西御坊駅を発ち、市役所前駅に到着する様子。
御坊駅に着くと、下車する時に運転士から精算済票をもらえる。
これでJRの改札を出られます。
その3へつづく