性善説に基づいた24時間無人販売の冷凍餃子『餃子の雪松』@大阪・箕面
大阪・箕面に、今はやりの冷凍餃子の24時間無人販売店が出来たと聞いて、行ってみることに。
国道171号線からロマンチック街道を北上した道沿いにある『餃子の雪松』。
群馬県の餃子なんだとか。
店内はコンパネで作られた壁に冷凍シューケースが並んでおり、お客さん自ら餃子パックを取り出す。
18個入りのパックが2パック包まれており、36個で1,000円也(税込)。
商品代金は木製の料金箱に入れるスタイルで、おつりは出ない。
パッと見、賽銭箱かと思った。
料金箱の口は細く閉じられていて、紙2~3枚が通るすき間しかありません。
要は、1000円札でしか払えないという。
一応、店内にはカメラが付いていて、料金箱には「振動を加えると大音量の警告音が鳴ります」と書かれてますが、田舎の無人野菜売りのように完全に性善説に頼ったシステム。
万引きし放題だし、料金箱も音が鳴ったとて持ち出されるリスクはありますが、もし盗まれたとしても人件費の方が高くつくという発想なんでしょう。
箕面という場所柄、性善説に基づいた商売も成り立ちやすいのかもしれませんが、これでもし盗難が増えると街の治安にも影響する。
まさに「割れ窓理論」。
店舗ビジネスというのは、人件費と盗難被害額を比べるというお金だけで単純に考えてはいけないと思う。
水も油も必要なクラシカルな焼き方が求められます。
餃子パーティー風に、テーブルにホットプレートを置いて焼いてしまいましたが、焼いてる途中からものすごいニンニク臭が発せられるので、強力な換気扇を備えたキッチンで焼くのを強くおすすめします。
具に肉が入ってない野菜餃子ようですが、とにかくニンニクが自己主張しまくっている割にコクはなく、味わいはあっさり。
数個食べたらニンニクの味に飽きてしまう。
ビールのアテにはいいかもしれないけど、おかずにするのには物足りなさも。
これなら、スーパーで売ってる冷凍餃子の方がうまいし安いし水も油もいらないし肉入ってるので、リピはしないと思う。
この冷凍餃子を展開している会社は、性善説を利用した徹底的なコストカットをした販売方法で伸びているそうで、この販売システムに注目されがちですが、どんな売り方であれ、まずはおいしくないとあきませんわな。