代車でかなりくたびれたミラを借りる
キューブのCVT修理の間(記事)、代車で貸してくれたのは平成19年式L275型7代目ミラ。
見た目はガチ営業車ですが、一応5ナンバー。
ハッチバック型でも背が高く、室内高も余裕がある。
タイヤは13インチですが、サイドにひび割れが入ってたり。
リアシートは意外と足元が広く、1000ccクラスの小型車より広いかも。
クッションも厚くて、ヘッドレストはないけど背もたれが大きめ。
ラゲッジは後席にスペースを取ったからか、2Lのペットボトル6本入りの段ボール箱がギリ乗るぐらいの奥行き。
テールゲートにはプラスチックの内装はなく、申し訳程度にフェルトが貼られているだけ。
なので、テールゲートを閉めると バン! と安い音がすごい。
ドリンクホルダーに灰皿が置かれた喫煙車で、車内はくっさいのなんの(>_<)
ハンドルがベタベタするほどに汚く、キューブから下ろした室内清掃用のウエットシートで拭いても拭いても汚れが取れず、アルコール入りのウエットシートが茶色くならなくなるまでに5枚を費やすほど。
さらに、シフトレバー、ウインカーレバー、ワイパーレバー、エアコンスイッチ、ドアノブ、ウインドウスイッチはもちろん、内装、ダッシュボードなどなど、車内の樹脂部分を全て拭いてきれいにしてやった。
それでもエアコンがクサいけど。
走行距離は10万キロを超えているせいか、足回りはヘタっていて、路面ギャップを拾ってはゴン!と突き上げ、ロードノイズで振動し、外の音もよく聞こえる。
タコメーターを見ると7500回転まで切ってあるけど(レブリミットは7200回転らしい)、ホントにここまで回るのか?
というか、今の状態で7000まで回したらエンジン壊れそう。
試しに上まで回してみたところ、一応、7000ちょいまで回った。
エンジンを掛けると、オドメーターの数字で軽いデモをする。
純正のCD付きカーステレオでラジオを聞こうとしたところ、ボリュームMAXでも雑音すらならない。
エアコンを内気循環にしようとしたら、レバーが引っ掛かって内気にできないし。
助手席側はスペース効率を優先したのか、絶壁状のダッシュボード。
運転席側のシートベルトが汚れでバキバキに硬くなっており、巻き取りも弱いので車から降りる時にバックルが車外へ出てしまう。
ドアは肘を乗せられないほど薄っぺらで、まるでサンドイッチ用のパンみたいにペラペラ。
今どきは軽でもドアパネルと内装の間にもう少し空間があるのに、これじゃ横からぶつかったら怪我では済まないな。
バイクよりは雨風が防げてマシかな?という程度に思っておいた方がいい。
でも、全窓パワーウインドウ、電動格納式ドアミラーなどの装備は充実。
ペダル類は若干左に寄ってるかな?という程度で、運転に支障はない。
ボンネット内にはNA3気筒エンジン。
10万キロ超えの貫禄、エンジンからはカラカラ、キュルキュルと音がすごい。
ヘッドライトもAUTOポジションはなく、昔懐かしいフルマニュアル。
走りの方は、足回りはヘタってゴツゴツと振動を拾い、エンジンからも音と振動がすごいけど、意外とよく走るのでビックリ。
CVTがうまく働いてるのか、ライフよりトルク感があって普通に流れに乗る分には十分な加速。
ただ、やっぱり上り坂だと少々キツいな。
まあ、自分ではこういう車は買わないから、世の中にはこういう車もあるんだと体験するにはいいかも。