まるで選挙ロボット
統一地方選挙が終わり、また静かな街が戻ってきました。
私は労組の役員という立場上、実は今回の選挙で某市会議員の選挙運動をサポートしてましたが、これは長年の付き合いというか仕事のようなもので、どこかの宗教団体のように自発的に選挙運動をしていた訳ではありません。
選挙の手伝いをしていると、いつも不思議に思う・・・ いや、感心することがあります。
それは、某宗教団体が支援している政党の運動員。
私の目には、彼らはまさに「選挙ロボット」に映ります。
どうやったらそこまで無機質になれるのかと感心してしまう。
例えば朝、駅前で候補者とともに運動員が整列して候補者の名前を連呼しています。
ピシッと気を付けの姿勢から、「よろしくお願いします!」とともに10数名の運動員が一糸乱れることなく声を出し、腰を90度に折る。
その姿は、まさにロボットのようです。
しかし、当の候補者は突っ立ったまま。
組織選挙で有名な政党ですが、組織票以外の票はいらない感じだし、投票結果を見ると、実際に組織票以外にはほとんど入ってないみたい。
例えば、私の住む選挙区での場合。
先に行なわれた府会議員選挙で、この政党の候補者が取った票があります。
この得票数を、今回の市会議員選挙での候補者数で割ると、平均値が出る。
市会の候補者の得票数は、全員この平均値から±10%以内に収まるようになっています。
決して誰かが飛び抜けて票を取り、誰かが極端に少ないということはありません。
組織内ですでに誰に投票するか、割り振りがなされているようです。
いつもながら、この政党の組織票は完璧。
それに引き換え労働組合なんて、もはや組織票なんて期待はできないでしょう。
その辺の話は、またの機会に。