PTAと生徒会との懇談会
先日、中学校の生徒会とPTA役員との懇談会がありました。
去年もそうでしたが、生徒会長はじめ生徒会役員は女子生徒の方が多く、男子は少なめ。
しっかりせぇ、男子!
とは、中学時代、とにかく役に当たることから脱兎の如くひたすら逃げ続け、ついには3年間逃げ切った私から言えることではありませぬ。
なんか今と真反対なような気もしますが、逃げ続けるのも結構しんどいもんね。
かの福田和子も5459日間逃げ続け公訴時効直前で捕まったとき、「これで良かったんだ」と言ったとか言わなかったとか。
そら、1秒ごとに200円だか300円ずつ加算されるんならどこまでも逃げてやろうという気にもなるけど、逃げ切った結果得るものが『何もやらなかった』ということじゃねぇ。
それはさておき、みんな生徒会に立候補するってすごいなぁ。
そこで、生徒会長にちょっと聞いてみた。
なんで生徒会長に立候補したん?
前は立候補する人も何人かいて選挙するにも盛り上がったらしいけど、最近は手を上げたらすんなり通ってしまうようになって、なんだかさみしいですね。
へぇ~そんなんや。
・・・
で、結局なんで生徒会長に立候補したのかわからんまま、今期の生徒会の活動方針案の話に。
話がかみ合わないところに、年頃の娘さんを持つ父親の気持ちが少しわかる気がした (ToT)
前期の生徒会では、制服に関わる明確かつ強固な活動目標があったけど、それを成し得た今、今期の活動方針はちょっとつかみどころがなくなってしまった感じ。
PTA会長からのコメントを求められたので、
何でもいいから一つ柱になるものを決めるか、そうでなければ数値目標を決めれば、ゴールがわかりやすくてやる気が出るかもよ。
と、申し上げておきました。
例えば活動内容の中にあった、ペットボトルのキャップを集めてワクチンを贈ろうというやつ。
これを具体的にいくつ集めると数値化すれば、目標が見えていいんじゃない?とアドバイス。一応。
一応。
なんでこんな歯切れの悪い言い方なのかというと、ペットボトルのキャップを集めてもトータルで考えればかなーーーーり非効率。
しかし、いきなり出鼻をくじいてしまうのもかわいそうなので、その気持ちを見守ってあげることにしたためでして。
今のうちから厳しい大人社会を体に叩き込んでやらないとダメだ!
というご意見はごもっとも。
ただ、熱心にやろうとしている気持ちに水をぶっかけて消してしまうのは出来ないので、
キャップを集めたらなんでワクチンが買えるのか、どんなワクチンがどのように使われるのかを調べてみても面白いかもよ。
とだけ、アドバイスするのが精一杯。
ディズニーランドのミッキーも、本当は人間が気ぐるみを着てるんだよ!
なんて言ったらショック死するかもしれないし、大人たちにだまされたと非行に走ってもアカンし、夢を持たせるか現実を教えるか、これは辛いところやね。
苦労して集めたたくさんのキャップを送る送料で、君たちが集めたキャップ分以上のワクチンが買えるのだよ
という現実を知ることになるのかどうか?
ディズニーランドのプーさんに、お給料の代わりに本当にハチミツをあげちゃうと怒っちゃうんだよ!
という現実は教えないでおこう。
そんなこんなで一時間ほど話をしましたが、熱意みなぎる生徒会の面々でした。