幕張を走る連接バスに乗る
幕張メッセからの帰路、京成バスで海浜幕張駅へ。
フロントにベンツマークが入っているとおりメルセデス・ベンツ製のこのバス、他のバスと大きく違うところがあります。
昔、荷台の後部に『全長18m死ぬ気で追い越せ』というステッカーを貼ったトラックをよく見かけましたが、このバスにも 全長18m 追い越し注意! と書かれている。
メルセデス・ベンツのシターロというバスですが、テールランプのデザインがベンツっぽい雰囲気。
車体後部にもエンブレムが入るところは国産路線バスにはないところ。
全幅も保安基準の2.5mを越え2.55mあるので、走れる道路も制限されています。
車内の連接部分の幌がなかなか豪快で、電車というよりはモノレールっぽい厚み。
右ハンドルのイギリス仕様ほぼそのまま使われているそうで、座席も国産バスにはない形と配置と硬めの座り心地。
ノンステップバスなので後部車両のドアまでは連接部分も含めてフラットですが、エンジンが後部車両に付いているので、後後輪より後ろには段差がある。
ただ、その段差の付き方が国産バスとは違っていて、中央の通路部分はフラット部と同じ高さで、ラウンジバスのようなコの字型になっている座席のところだけ1段上がっています。
国産バスの後部から中扉へ階段状に降りるより、足を踏み外しにくいかも。
座席も二人分の大きさではなく一人掛けの座席が並んでいて、占有できるスペースがよくわかるところと、進行方向と逆方向にも座席が付いているところが欧州っぽい。
日本の保安基準では定員30名以上のバスには非常口を設けなければなりませんが、このバスでは欧州車でありがちなハンマーでガラスを割ることで非常口設置の適用外になっています。
ハンマーで割れやすいガラスには 非常時脱出口のシールが貼られていますが・・・
その脱出口になる窓が多いので、むしろ非常口よりもいいんじゃないかと。
私一人貸切状態で幕張メッセを発車。
バスターミナルから右折すると右の窓の外から運転席が見え、まさにモノレールのような動き。
右折の様子を動画で撮ってみた。
次に左折。
交差点を右折し、海浜幕張駅に到着。
運賃表に、JRの海浜幕張駅の乗り換え案内が表示されているのはかなりイイ!
連接バスでお客さんを運ぶときも大型二種免許だけで運転できるのですが、運転特性はトレーラーを同じなので、運転士はけん引免許も持っている場合が多いんだとか。