中国の定番テレビ番組、反日ドラマ

出張@海外(中国)

中国で定番のテレビ番組のひとつ、反日ドラマ。

第二次大戦の頃の日本軍の悪行を全国放送して、愛国心を煽るプロパガンダ用ドラマです。

この反日ドラマ、他のドラマに比べてクオリティが低く演技が学園祭レベルなので、見てると面白い。

今回見たのは、嫂子嫂子という反日ドラマ。


例によって日本軍が攻めてきて、一度は追い返したものの・・・

司令官の逆鱗に触れたくさんの部隊を送り込まれ・・・

籠城が突破される。

日本軍の銃撃でやられる人民たち。

人民が死ぬシーンは、残虐なほどプロパガンダの効果あり。

日本人が突入して、人民は全滅。

ちょうどその頃、逃げていた女子供のうちの一人の娘が、やっぱり親をほっとけないので死ぬ覚悟で戻ると言い、別れのシーン。

おいおい、1945年以前の中国で、明らかに衣装がおかしいやろ!

衣装だけでなく・・・

そんなバッチリメイクもおかしいやろ!

ドラマのクオリティが10年前とは明らかに変わっており、中国の発展とともに人民たちにおしゃれ心が芽生えたせいか、戦時中の女性の描写がおかしくなってる。

鮮やかな口紅のバッチリメイクに、そんなきれいなキャスケット被った奴おらんやろ!

聞くところによると、今どきの中国の子どもや青年たちは、私と同じように学芸会の演劇レベルとして見ていて、ドラマの内容も「そんな奴ぁおらんやろ!」と思っていて、基本、ストーリーは同じなのでもう見ないんだとか。

このネット社会において、プロパガンダが逆効果になるかもしれません。

出張@海外(中国)

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