佐世保駅から博多駅へ ~その2~ ふたつ星4047で武雄温泉駅へ
早岐駅からは、17:16発 ふたつ星4047で武雄温泉駅へ向かいます。
ふたつ星4047は、佐賀県と長崎県を走るJR九州お得意の観光列車で、午前中、武雄温泉駅から有明海沿いに長崎本線経由で長崎駅へ、午後に長崎駅から大村湾沿いに大村線経由で武雄温泉駅まで走ります。
JR九州公式サイトより
観光列車だけに検索サイトでは出なかったんですが、e5489で検索するとふたつ星4047が表示されたので予約して・・・
佐世保駅の券売機できっぷを受け取り。
e5489で観光列車のチケットが取れたので、ちょっとビックリ!
17:09、早岐駅にやって来たのは、白い車体にゴールドのラインが入ったふたつ星4047。
早岐駅に入線する様子。
JR九州はキハ47形を改造して観光列車に仕立てるのを得意としてますが、このふたつ星4047もキハ40(キハ140)形とキハ47形から4047と付けられたとか。
天井に星が二つ付いてる列車も珍しい。
ふたつ星は、走行区間である佐賀県と長崎県の二つの県を表しているそうで。
JR九州のクルーズトレイン「ななつ星」も、九州7県を走るからななつ星なんですね。
車体側面には、くどいぐらいのマークが入っていますが、このくどさがJR九州っぽい。
車内は黄色系の木が使われており、シートは座面のクッションこそ違えどシートバックの木の部分は800系新幹線と同じ形。
車両中央部は窓が開かない埋め込み窓に替えられており、さらに天窓まである。
1号車はキハ47-4047。
カッコよく改装されているけど、昭和から続く「便所使用知らせ灯」の名前はそのまま使われているという。
ギリ「燈」ではなく「灯」になったぐらいで、「トイレ使用中」とか今風に名前を変えたらいいのに。
まあ、この言い方好きだけど。
2号車は一両まるごと共用ラウンジの「ラウンジ40(よんまる)」。
大きなソファーや鮮やかな内装でおもてなし。
カウンター席の窓は景色が楽しめるよう小さめの格子状の枠があり・・・
せっかくなので、ふたつ星オリジナルの ふたつ星伊木力みかんゼリーを買ってみた。税込350円也。
諫早市にある『あじさい菓房』謹製のみかんゼリーは、優しいみかんの甘味がおいしい。
ふたつ星4047オリジナルグッズのラバーコースターを記念に買って帰る。1,200円也。
表面は立体状のエンブレムが入り・・・
2号車は普段もっと混んでると思いますが、早岐駅に着く頃はもう旅の終盤なので、乗客のみなさんはすでにラウンジ40を堪能した後で空いていたのかもしれない。
3号車に行ってみます。
行先表示にサボが使われているところがいい!
1号車と同じく、中央部は窓側を向いた大きな窓のカウンター席。
観光列車に改装されているとはいえ、ボルスタ付き台車の音や揺れが国鉄時代の気動車のままなところも旅情感があって好き。
17:16に早岐駅を出発し、17:51、終点武雄温泉駅に到着。
みなさん名残惜しそうにホームで写真を撮りながら、下りていきました。
食堂車扱いのキシ140-4047。
種車はそれぞれ違うけど、車両番号は4047に統一しているという細かなこだわりもステキ。
今回は35分ほどのふたつ星4047の旅路でしたが、機会があれば始発から乗り通してみたい。
武雄温泉駅では博多行きの列車に乗り換えるため、在来線側のホームを出ます。
その3へつづく