稚内港からハートランドフェリーで礼文島・香深港へ

 乗り物@船北海道_202405

稚内に泊まった翌朝、稚内港からフェリーで礼文島へ向かいます。


早朝にサフィールホテル稚内を出て徒歩で稚内港へ行くのですが、朝から迷いたくないので、前日、晩ごはんを食べた後にGoogleマップナビの案内をたどり稚内港までの道のりを下見しておくことに。

暗くて人も車も通っていない道をとぼとぼ歩き、10分ほどで行けました。

岸壁にはフェリーが停泊中。「明日乗る船かな?」と思ったり。

今は休止してるそうですが、サハリンへ行く国際フェリー乗り場もあるようで。

翌朝、ホテルから港を見ると、フェリーが3隻停泊してた。

明るくなってから、「あの道を行ってあそこで曲がって」と、昨晩下見した道をチェック。

ところが!

よく見ると、Googleマップ通りに下見した道ではなく、岸壁に沿ってショートカットできるんしゃないか?

岸壁をよく見ると、ジョギングしてる人がいてるし(あと、シカの集団も)。

「この先は行かせねぇぞ!」と絡まれてるみたいで、ちょっとこわいけど。

結局、ホテルから岸壁をショートカットして行くことに。

途中の芝生には、四等三角点があったり。

さっき見たシカの集団は岸壁から中に入りお食事中で、カツアゲされずに済んだ。

前の日の晩に見た黄色いロゴのフェリーは「アマポーラ宗谷」というらしい。

結果、フェリーターミナルへはサフィールホテルから7分ほどで行けました。

下見の意味はなかったけど、前日は暗くてわからなかったし、しゃーないな。

礼文島行きのフェリーは、ネットで1等指定席を予約しておいた。

はじめは2等自由席でもいいかな?と思ったけど、フェリーの2等はコスト重視な客層が多く、パーソナルスペースも確保できず快適とは言えない場合もあるし、乗船時間も約2時間あるので1等を予約することに。

フェリーターミナル1Fのカウンターで乗船券を発券。

稚内6:30発、礼文島香深港には8:25着。1等座席で6,170円也。

2Fへ上がるとレストランはありますが、朝10時開店なので早朝便では使えません。

なので、飲食物は1Fの売店で調達しておいた方がいい。

礼文島行きは奥の2番乗船口でしたが、出発30分前で乗船口の前にはまだ数人しか並んでないので、我々は近くのベンチで前日に浜頓別町で買ったパンを食べる。

出発20分前、パンを食べ終わって気が付くと、乗船待ちの列がはるか後方まで延びてるじゃないか!(;゜0゜)

これ、もしかして2等自由席の人たち?

1等は指定席なので並ぶ必要もなく、ベンチで座ってる人たちがそうかな?

やはり2等の陣取り合戦の競争率は高そうだし、1等を取っておいてよかった。

出発15分前に乗船が始まり、列の最後尾が近づくのを待って改札を通る。

礼文島行きの船は、赤いロゴの「ボレアース宗谷」だった。

黄色いロゴの「アマポーラ宗谷」は利尻島行きでした。

ボーディングブリッジを渡って乗船する時は、心なしテンション上がる。

1等指定席は乗船口からさらに上のフロアにあり、階段の手前で1等指定席券を持っているかの確認をしてた。

さらに航行中はロープで封鎖するくらいなので、やはり2等の環境に参ってこっそり1等に上がってくる人もそれなりにいてるのかも。

1等指定席券を持ってない奴は入るな!と看板もあるし。

階段を上がると1等フロア。

1等ラウンジ席はゆったりした空間。

やはり窓側から埋まっていきます。

クッションが分厚く意外とホールド性のいいシートで、船が揺れても体は揺れない。

前後間隔も広くて快適。

フットレストも装備。

ヘッドレストカバーには、船名が刺繍されてます。

出発5分前に係留ロープが外され、2分前にはボーディングブリッジも離れる。

出発時刻の6:30には完全に離岸。ナイス定時運航!

向かいの岸壁には「サイプリア宗谷」が係留されてた。

稚内港を出て、宗谷湾を北へ進みます。

船は宗谷湾を北上しこの辺りに差し掛かると・・・

航空自衛隊のレーダーサイトや・・・

陸地の先端にある赤白シマシマの稚内灯台が見える。

さらに進んで、稚内灯台を西へ回り込むと・・・

陸地の先に、去年行ったノシャップ岬も見えてくる。

岬を海側から見るのはなんか新鮮。

岬越しに礼文島や・・・

利尻島も見えてくる。

更に沖合いに進んでも波は穏やかで、アナウンスによると波の高さは1mだとか。

高い単独峰の利尻富士が美しい利尻島。

礼文島は高い山はなく、平べったい島。

ここで船内を歩いてみます。

乗船口と同じフロアに売店がありましたが・・・

販売は休止しており、飲食物は船内では自販機以外では買えないので乗船前に調達する必要があります。

2等室をのぞいてみると、やはり船の自由席はザコ寝で、自分のエリアを確保するのも大変そうだし、靴脱いでるせいかにおいも強め。

なんか、目的地の港に着くのをただただ待ってるだけのようで、殺伐とした雰囲気。

バリアフリーの2等優先室を覗いてみると・・・

イスに詰めて座る乗客でいっぱい。

床に座るのを嫌がるお年寄りが多いようで、みんな静かに並んで座って病院の待合室みたいな雰囲気。

島へ近づくと・・・

さらに利尻富士が大きく見えるようになり、山の稜線がなんだか「山」の字の元になった象形文字のよう。

いよいよ礼文島の香深港へ入ると・・・

突堤越しに利尻島も近くにはっきり見える。

香深港フェリーターミナルの建物の横には大型バスが3台スタンバイしており、これは島をうまく回ってツアー客と鉢合わせにならないようにしなければ!

フェリーターミナル2Fには、ガラス越しにたくさんの乗船客がこっちを見てる。

礼文島といえばユースホステルの「桃岩荘」が有名で、宿の人がお迎えの旗を振ってますが、この日は今年の営業開始前日だったのでお迎えはなかった。

8:34に着岸してボーディングブリッジと接続し、下船が始まる。

稚内港を出発し、礼文島香深港に着岸するまでの様子。

礼文島に上陸しました。

下船通路から待合ロビーを見ると、稚内港で見た乗船待ちの列よりも長い列で、えらく混雑してる。

実は礼文島を出る船は2等でもいいか、と思い予約してなかったんですが、大丈夫かな?

ターミナルを出て、船首側から見た「ボレアース宗谷」。

なかなかカッコいいフェリーですね。

ここで再びフェリーターミナルに戻り、人が少ないうちに窓口で次に乗るフェリーの乗船券を買っておきます。

礼文島からは13:25発の70便のフェリーで、利尻島鴛泊(おしどまり)港へ向かいます。

2等自由席で1,140円也。

礼文島から間近に見えている利尻島へ行くので乗ってる時間も短いし、1等指定席を取るほど混んでないと思ったのですが、乗って来たフェリーの稚内行き折り返し便に乗る人の混みようを見たらヤバいかも。

とりあえず礼文島の滞在時間は短いので、急いでレンタカーを借りて島を巡ります。

 乗り物@船北海道_202405

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