東武特急スペーシアに乗ってみた
栃木での仕事が早く終わり、帰りの新幹線まで約半日時間が出来たので、東武鉄道が誇る特急『スペーシア』に乗ってみました。
スペーシアは全席指定で特急券が必要。
きぬ113号で栃木から下今市まで。特急料金800円。
鬼怒川温泉にちなんで『きぬ』という名前が付いてるんだと思うけど、なんだかおばあちゃんの名前みたいでスマートな印象はないな。
栃木駅から乗車。
栃木駅は栃木県栃木市にありますが、栃木県の県庁所在地は宇都宮市で、栃木市は県庁所在地にあらず。
沖縄県沖縄市や山梨県山梨市とともに、なんだかオイシイところを持って行かれた感がある。。。
しかも関西圏の人間は、栃木県や群馬県の場所がわからなかったり、名前すら出てこないことも。
あっ、そーいえば最近U字工事もテレビで見なくなったような。
栃木駅のホームに上がると、新栃木行きの普通電車が発車したところ。
そこへやってきました、スペーシア。
どことなく300系新幹線と通ずるフェイス。
すでにデビューから20年が過ぎていますが、今でも十分カッコイイ。
バブル期にデビューした影響なのか、車内はとても豪華。
シートピッチは1110mmと、JRのグリーン車級の広さ。
ヘッドレストは両サイドが大きく張り出していて、上から見たら『凹』な感じ。
荷棚には、読書灯とエアの吹き出し口も。
ほとんど航空機並の装備。
実はこれ、大型のテーブル。
座席を転換させて4人席にした時に重宝するよ。
観光地へ向かう特急だけあって、グループ旅行をする乗客も多いんでしょうな。
中を見物しようかと思ったところ、6号車へ入るデッキ扉にこんな注意書きがあったので自粛。
3号車には今どき珍しいビュッフェもあり、さすがはバブル期の豪華特急。
ここでサンドイッチとコーヒーでお昼ごはん。600円也。
ビュッフェを付けるとその分座席が減るので客は乗せられないし、販売員を常駐させたりメンテの手間が掛かったりと、最近では非効率の代名詞みたいになっている。
もし次世代スペーシアが落成したあかつきには、恐らくビュッフェはなくなるでしょう。
シートポケットには無料の情報誌、『TOBU MARCO』がありましたが・・・
なんと表紙には、南海キャンディーズのしずちゃん。
東武の情報誌に南海キャンディーズとは、これ如何に。
スペーシアは鬼怒川や日光への行楽客をターゲットにしてるだけあって、殺伐としたビジネス特急にはない設備や雰囲気がある。
上の何枚かの写真にも写ってますが、ガラスやテーブルの縁、カーペットの端の金属部分が全て金色なのも、他にはない特徴かも。
車内の電光案内板では、日本語と英語の他に中国語と韓国語での案内もありました。
ただ、中国語の書き方が何か変な感じ。
例えば、『浅草行き』は
至浅草
と案内されてたけど、
前往浅草
の方がいいんじゃないの?と思ったり。