東京→大阪 北陸回りの旅 ~その1~ 北陸新幹線のグランクラス

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北陸新幹線が金沢まで延伸開業してから、北陸地方、特に金沢への観光客が増えてるとか。

鉄分多めの私、やはり北陸新幹線に乗っておかねばなりません。

そこで、東京出張から大阪への帰路、北陸経由で帰ることに。

乗車券は東京都区内発、新幹線、金沢、湖西、東海道経由、尼崎まで買って、新大阪で途中下車します。

途中、寄りたいところがあるので、北陸新幹線は終点の金沢ではなく富山まで乗りますが、せっかくなのでグランクラスに。

E5系のグランクラスと乗り比べもしたいな~と思ったもんで。

普通車指定席だと料金は6,250円、グリーン車でも10,880円ですが、グランクラスは19,100円。

普通車の3倍以上、グリーン車の約1.75倍というセレブなクラス。

東京7:20発 かがやき503号

かがやきは北陸新幹線の速達タイプで、東京~金沢間を最短2時間28分で結ぶ。

北陸新幹線用のE7系。

”和”をイメージしたデザインで、かつ、最高時速260kmと昨今の高速鉄道の中では抑え気味ということもあり、奇をてらったようなロングノーズではなく、どちらかというとオーソドックスなノーズ形状。

そんな中でもキャノピー型の前面窓やE6系のようなヘッドライトのデザインなど、高速走行に適した洗練されたカッコよさも感じる。

E7系 F5編成。

グランクラスは金沢方の先頭、12号車。

ドア横と、フルカラーLEDの行先表示器にもグランクラスのマークが入る。

12号車前側から車内へ入ると、デッキにはライチョウが描かれた飾り柱が。

11号車側から12号車へ入ると、デッキにはグランクラスのロゴマークと桜の飾り柱。

アテンダントの作業室の脇を抜けると、グランクラスへの入り口。

客室入口までのデッキの通路に、隔離された異空間のような演出も。

E7系のグランクラスの座席はE5系とほぼ同じですが、よく見ると細かなところが変わってる。

革シートの質感はE5系よりも上がっており、ソフトな感触で気持ちいい。

このシート、川崎重工とレクサスのシートを造っているトヨタ紡織との合作だそうで、シェル内側にプレートが貼ってある。

電動シートの操作パネルも大きく立体的なイスの絵になり、わかりやすい。

アテンダントの呼出しボタンが先端に付いてるんですが、この位置だと肘掛けに手をついて立ち上がる時に意図せずボタンを押してしまうかも。

実際、やってしもたし(笑)

この操作ボタンの下に100V電源のコンセントがあります。

ちなみにE5系の操作パネルはこんな↓

フルに倒してみるとこんな感じ。

背もたれが倒れると同時に座面も上にチルトするので、革シートでも前にすべることもなく、しっかりホールドしてくれる。

シートピッチは1300mmもあり前席が遠いのですが、レッグレストを使っても邪魔にならない前席下に脱いだ靴を置ける。

靴を脱いで、備え付けのスリッパに履き替えてもOK。

読書灯はE5系よりもカッコいいデザイン。

LEDではなく電球が使われていて、かなり明るい。

機能満載のシートなので、備え付けの説明書がないと使い切れないかも。

操作ボタンの反対側の肘掛けにはカクテルトレイと、テーブルが収納されてます。

このテーブル、E5系の上に引き出すテーブルとはちょっと違ったロジックで出てくる。

肘掛け内側にちょっと出ているテーブルの端を前方斜め上へぐっと引き出して・・・

反対側の肘掛けにセットして開く。

この状態でテーブルが前後するので、窮屈にならない。

このテーブルを出し入れする時の動きが、なんだか刀を鞘から出すようでカッコいい。

窓枠の間接照明はE5系と同じですが、パネルの色がブラウン系で落ち着いた雰囲気。

18席のグランクラスは満席の盛況ぶり。

かがやき503号は、いよいよ東京駅を出発します。

その2へつづく

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